ウィンダム・ヒルの掲示板


MUSIC FROM BIG RED
/ Jim Page, Billy Oskay, Mark Ettinger

Produced by Billy Oskay.

 

 


01. Everything Is Round listen
02. Bound For Outta Town
03. Shadow On My Shoulder
04. Mr. Ondo
05. Quiet Desperation
06. Pig Alley
07. Stranger In Me
08. River Of Rage
09. Didn't We
10. Clear Blue Sky listen
11. If You Love the Water
12. Corner Of His Eye


Jim Page ; Vocals, Guitars
Mark Ettinger ; Bass, Vocals
Billy Oskay ; Violin


 まるでザ・バンドの【MUSIC FROM BIG PINK】をもじったかのようなタイトルで、ここで言う【BIG RED】とは、このアルバムがレコーディングされたスタジオを指し、それは元ナイトノイズのメンバーだったビリー・オスケイのスタジオでもあります。つまりはビリーのスタジオでレコーディングされたということ。

 このアルバムの主役はヴォーカルとギターのジム・ペイジですが、おそらくビリー・オスケイの名前がクレジットされるアルバムとしては最後かもしれません。あとは、数々のセッションで主役を盛り立てるわき役、もしくはプロデュースといった裏方に回っています。

  ジャケットからも想像できるように、のどかなアメリカの片田舎の、けだるい風景といった感じ。カントリー好きにはたまらないサウンドを満喫できます。ボブ・ディランのような鼻にかかったようなヴォーカルに、ロカビリーを思わせるリズム。音もアコースティックベースがなにやらブルースを思わせ、そこでビリーのヴァイオリンがむせび泣く連携。ビリー・オスケイを知るきっかけとなった【Nightnoise】とは一味違った雰囲気が楽しめます。ときどき、懐かしむかのようにナイトノイズの1stや2ndのような表情も顔を覗かせてくれます。 それもそのはず、ナイトノイズは活動の拠点がアメリカだったとはいえ、根底にあるのはアイリッシュトラッドでしたが、こちらは埃っぽいアメリカの大地。そういった情報だけでも音楽の表情は変わって聞こえて来るのではないでしょうか?




もどる(Billy Oskay)Nightnoise

Windham Hill

home(一番星のなる木)