星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)




 星座には しぶんぎ(45度)、ろくぶんぎ(30度)、はちぶんぎ(15度)という具合に、天測に使われた機械が星座に上げられています。これらの星座はどれも歴史が浅く(?)、大航海時代以降に新設された星座たちです。

 このうち、しぶんぎ座はすでに廃止されていますが、毎年1月に出現する「しぶんぎ座流星群」という名称に残っています。また、はちぶんぎ座は天の南極に位置する星座のため、日本からは見ることができない星座の一つに数えられています。
 日本からは、最南端である沖縄県八重山諸島の波照間に行ったとしても完全に水平線の下になります。そのため日本からは完全に見ることができない星座として数えられています。

波照間:北緯24度3分33秒。

  ここから天の南極点である緯度90を引くと、約66度となります。つまり、天の南緯−66度以南の空は水平線上に昇ってくることはありません。下の表の「赤緯」は、星座の領域の南限と北限の値となります。このことから、ギリギリふうちょう座は大気による浮き上がり現象を考慮したとしても、あくまで「星座の領域が見えるかもしれない」というだけで、星座の姿を見たい向きにはお話にならないのではないでしょうか(笑)


星座 学名(略符) 20時南中 赤緯(北ー南)
カメレオン座 Chamaeleon(Cha) 4月27日 -75.29°ー -83.12°
テーブル山座 Mensa(Men)

2月上

-69.75°ー -85.26°
はちぶんぎ座 Octans(Oct) 10月2日 -74.30°ー -90°
ふうちょう座 Aqus(Aps)

7月10日

-67.48°ー -83.12°
20時南中は星座の中心(経度)で、あくまでも目安とお考えください。


~ 参考書 ~
透視版星座アルバム(藤井旭, 1972)
星座の神話(原恵, 1975/1997)
星座大全 春///(藤井旭, 2003)
星座の起源(近藤二郎, 2021)
星のギリシア神話研究 星座を彩る物語と文化 エーゲ海の風(早水勉, 2024)
星座が伝える物語 古代ギリシアの神々・英雄・人々( 野口修作, 2025)
星と暮らす365日(皆川敏春, 2025)

★星座の結び方、絵図は藤井旭著『透視版 星座アルバム』を参考にしています。

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