|星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)|
ふたご座
太陽はふたご座を2023/06/22~2023/07/21に掛けて運行する
![]() 「あっ、流れた!」 (2017/12/13 23h31m) |
ふたご座 学名:Gemini 20時南中:3月3日 |
ふたご座は黄道12星座(獣帯)の中にあって、神の子と人間の子の二人の姿で描かれています。この兄弟はギリシア神話の英雄譚に登場する仲の良い双子の英雄、カストルとポルックスとして、そのまま明るく輝く二つの星の名前にもなっています。 兄のカストルは人間の子供として生まれましたが、弟のポルックスの方はゼウスの血を受け継いでおり、半神のため不死の神性を持っていました。カストルの死後、ポルックスからゼウスに願い出て、運命を半分ずつ分け合うことになり、半年は夜空(天界)で星座として並び、半年は地平線の下(カストルの住む黄泉の世界)で暮らすようになります。 またこの星座の位置が、季節を分ける境界あたり、冬の星座として紹介されたり、春の星座とも紹介されたします。そうした二面性を持っていることからも、この位置に双子という姿や、意味が納得出来るのではないでしょうか? |
![]() 兄カストルを先頭に横倒しに「ひとりづつ」昇る (2015/09/13 01h45m) |
上の写真でもわかりますが、カストルとポルックスを日本では「きんのめ ぎんのめ」とヨブ地方があります。確かにカストルの白色に対して、ポルックスのやや黄色がかった色味が、先の名前で呼ばれたのでしょう。 上の写真でもわかりますが、カストルとポルックスを日本では「きんのめ ぎんのめ」とヨブ地方があります。確かにカストルの白色に対して、ポルックスのやや黄色がかった色味が、先の名前で呼ばれたのでしょう。 |
![]() カストルとポルックスは仲良く「二人同時」に沈む (2015/01/12 05h22m) |
東の空に昇る時は、兄のカストルから姿を見せ、次いで弟のポルックスが順番に昇ってきますが、西の空へ沈む時は、星座絵のように仲良く肩を組んで二人同時に没します。偶然の配置とはいえ、その動きをうまく表現した星座の制作者たちの完成には脱帽させられます。 |
![]() プロキオン(こいぬ座)と並んで(2021/12/28) |
カストルとポルックスが和名の通り、「金の目、銀の目」通りに見えます。少々雲にながされてしまっていますが、右下にはこいぬ座のα星プロキオンは、β星ゴメイサと仲良く並んでいます。 |
冬の大三角と
(2022/10/21 01h10m)
Canon EOS 6D
(2023/02/22 00h25m)
Canon EOS 6D
火星と金星を従えて
(2023/02/22 00h25m)
Canon EOS 6D
~ 参考書 ~
透視版星座アルバム(藤井旭)
星座の神話(原恵)
星座の起源(近藤二郎)
★星座の結び方、絵図は藤井旭著『透視版 星座アルバム』を参考にしています。
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