ふたご座
学名:Gemini
20時南中:3月3日

★写真をクリックすると星の結び方が現れます。ただし、この結び方には決まりがありませんので、ここで紹介している結び方が正しいというわけではありません。

 

 この星座には、ふたつの明るい星(カストルとポルックス)が仲良く並んで輝いているところから、洋の東西を問わず「ふたご星」といったように「一対」で見られることが多い星です。

 ギリシアでは王妃ダナエから生まれた(父はゼウス)二つの卵のうちのひとつから生まれた兄弟です。もう一つの卵からはギリシア神話最大の叙事詩『イリアス』で描かれているトロイア戦争の原因となっているヘレネとクリュタイムネストラ(姉)が生まれています。この時の情景を描いた絵画に、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)の『レダと白鳥』、コレッジョ(1489-1534)らの作品が有名でしょう。
 
 兄カストルと弟ポルックスは双子の兄弟とはいえ、兄のカストルが人間の血をひき(父がテュンダレオス)、弟のポルックスが神の血(大神ゼウス)を引いているということから不死身とされています。星の動きからも、なんとなくそんな気配が感じられ、東の空から昇ってくる姿は、兄のカストルがまず登場します。これは彼が人間の寿命を持っていて、ポルックスよりも先に天上へ行くという意味もあったのかもしれません。そして天頂付近では、黄泉の世界に行ってしまった兄との別離を悲しんで、ゼウスに頼み、合うことを願い出たという話があるために、まさに天頂の位置にくると、彼ら二人は仲良く肩を組んで輝きくような位置にくるのです。西の空に沈みゆく姿も仲良く地平線に没する姿は、兄弟愛を感じるような並びで、いつまでもこちらを見届けてくれているようです。

 日本ではふたつぼしをはじめ、「金の目・銀の目」「門杭」「蟹の目」があります。

 カストルとポルックス。兄のカストルは人間として生まれ、弟のポルックスは神の血が混じっているために不死身で、そのため人間樽兄のカストルの方が暗いのだとされています(神と人間とで位を計ったため)。
また、星空を眺めているときに、どっちがどっちだか分からなくなってしまうことがありますが、そんなときはぎょしゃ座のカペラに近い方がカストルと、「カ」の字で覚えておきましょう。

 


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