エリダヌス座
学名:Eridamus
20時南中:1月14日

 くじら座の東、オリオン座の西にあります。星空の明るい下では秋の寂しい領域がオリオンまで続いているような印象を受けるかもしれません。エリダヌスというのはギリシア神話にある川の名であり川の神の名前でもあります。この星座にまつわる神話としては、太陽の車を牽くヘリオスの息子、ファエトンがその車の操作を誤ってしまったため、大神ゼウスが雷で打ち落とし、天から落ちたファエトンを優しく受け止めた川として描かれています。
 神話にも登場するこの川は、プトレマイオスの48星座として記述されている歴史のある星座です。エジプトではナイル川、バビロンではエウフラテス川、ローマではパドゥス川として描いていました。

 エリダヌス座には、日本から見ることができない1等星アケルナル(川の果て)があます。距離は145光年。

 画面右中央にある明るい星はくじら座のο星ミラ(不思議なもの)です。普段は10等級なので肉眼で見ることはできませんが、332日の周期で2等級まで増光する長周期変光星です(この写真は1996年に増光した際に撮影しました)。この星は終焉を迎えつつある星で、星の内部が不安定なために大きくなったり小さくなったりを繰り返しをしている星です。ふくらんだときには実に太陽の500倍にもなりますが、このような星は何年か経つと大爆発を起こす運命にあります。
 2003年は6月20日、明け方の空で極大を迎えます。

★写真をクリックすると星の結び方が現れます。ただし、この結び方には決まりがありませんので、ここで紹介している結び方が正しいというわけではありません。

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