カシオペヤ座
学名:Cassiopeia
20時南中:12月2日

 秋の星座の代表格はもとより、北斗七星、オリオン、カシオペヤ、さそり… 等と並んで星座の代表格とも言えるでしょう。確かに目につく星は「カ・シ・オ・ペ・ヤ」の並びにもなっているW字を形作る5つの星たちです。 親しみやすい形に明るい星が加わっているので、古代から知られた歴史の古い星座です。日本でも山形星、錨星などの名前で呼ぶ地方もあります。 このカシオペヤは、ギリシア神話にも登場する王妃の名前ですが、生前の行いが神々の怒りを買い、未だに一晩中海に沈むことなく、天の北極の周りを巡ります。そして、(特に海の神ポセイドンの娘たちであるネイレードの50人姉妹)そのおごり高ぶった態度を改めなさいということで、一日一回、頭を冷やすために頭だけを海に浸すのです。

 プトレマイオスの48星座のひとつなので、星座の歴史の中でももっとも古いとされ、その原型は紀元前3500年前まで遡ることができるといいます。ギリシアでは「ラコニアの鍵」、アラビアでは足を折り曲げて座るラクダの姿と見ていたようです。また、この星空一体を「プレアデスの両手」の一部として考えていた面白い繋ぎ方をご紹介します。
 プレアデス星団からペルセウス座を経てカシオペヤ座の右手、プレアデスからくじら座へ伸びる左手を考え「プレアデスの両手」と考えていました。つまりカシオペヤが手のひらになります。
 これらの結び方は、都心に近いところでは明るい空に阻まれて非常に難しい配列になってしまいました。せっかく遠く離れた(時間も場所も)古代人が考え出したこうした結び方が、廃れてゆくのは残念でなりません。

関連星座
ケフェウス座(王)
アンドロメダ座(娘)
ペルセウス座(娘婿)
ペガスス座(ペルセウスを助けた天馬)
くじら座(国を襲った海獣)

賢く聖い女神よ、あなたの気高い顔はあまりにも輝かしくて人間の視覚には正確に映りません。そして、それゆえに、私たちの弱い視力には黒く落ち着いた「叡智」の色に覆われて見えるのです。黒い、が、しかしその黒さは、尊敬の意味から言って、メムノーン王子の妹ごにもふさわしいような、またあの星に変えられたアイティオピアーの女王にもふさわしいものなのです。自らの美しさを海のニュンペーたち以上と自慢して神々の怒りをかったあのカッシオペイアにも。
- - - - - - 【沈黙の人】ジョン・ミルトン(1609-1974)

★写真をクリックすると星の結び方が現れます。ただし、この結び方には決まりがありませんので、ここで紹介している結び方が正しいというわけではありません。

もどる