1974年にリリースされたアルバムのお気に入りを紹介します (チャート関係なく、そしてジャンル問わず) |
シカゴ交響楽団 指揮;ゲオルグ・ショルティ ♪ ♪ ♪ 1974年度第17回グラミー賞 |
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どういうきっかけでこのアルバム「幻想交響曲」を手にしたのか、いまとなっては覚えていませんが、何となくジャケ買いだったようなきがします。というのも、当時のクラシックのLPは裏側に解説が書いてあり、このショルティの他のアルバムのように、裏のジャケットまでが写真のみで、中に解説書が入っていた物が少なく、単にそれだけで購入したような気がします。 そんなあやふやな選択だったにしろ、張りを下ろした時に聞こえてきたグロテスクな音(あくまでも帯に「これは恐ろしい幻想だ!」なんて書いてあったから)にゾクゾクしました。そして第4楽章の突っ走る行進曲のゴツゴツしたテーマ、第5楽章の「怒りの日」をモチーフにしたおどろおどろしい旋律と鐘の音。。。今でこそ、このアルバムをしのぐ優秀録音が多数ありますが、当時、レコードでこれだけの迫力を聴かせてくれたのは「やっぱショルティ、やっぱシカゴ」だけでした。 グラミーのクラシック部門を見てみると、どうもアメリカ勢が有利らしく、ゲオルグ・ショルティは総合受賞数がポピュラーなどのアーティストよりも数多く受賞(2010年現在で31個)しています。 2023年度のグラミーで記録が更新されました。これまでのショルティ(74ノミネート)の31個を抜いて32個目を受賞したのは、 歌姫ビヨンセ(88ノミネート)。 |
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