ウィンダム・ヒルの掲示板

NIGHTNOISE / THE WHITE HORSE SESSIONS -1996-

01. Silky Flanks
02. Shadow of Time
03. Jig of Sorts
04. Shuan
05. Do We?
06. Murrach Na Gealaich [Murdo of the Moon]
07. Hugh
08. Moondance
09. Cricket's Wicket
10. Night in That Land
11. At the Races
12. Heartwood

Windham Hill Records, 1996

Nightnoise are ;
Micheal O'Dhomhnaill ; Guitars
Triona Ni Dhomhnaill ; Keyboards, Vocals
Brian Dunning ; Flute
Johnny Cunningham ; Fidle,Violin
Produced by Nightnoise.

 ナイトノイズというグループを、そのバンド名から来る雰囲気や、ウィンダム・ヒルというレーベルの持つイメージ(ナイトノイズの数々のアルバムや、ジョージ・ウィンストンを始めとする叙情的な一連のピアノ作品や、アッカーマンを代表とするギター・アンサンブルなど)だけで接すると、かなり面を食らうかもしれない彼らのパフォーマンス。「ウィンダム・ヒルはもっと静的なはずでは…」という具合に。

 それほど、ここで聴くことのできる彼らの白熱した演奏は、黙って聴いていられず、思わず身を乗り出して体を動かしたくなってしまうほどに、身も心も揺さぶられてしまうのではないでしょうか。ナイトノイズやウィンダム・ヒルというレーベルの違った一面を覗かせてくれる、あるいは一新してしまうかもしれないライヴパフォーマンスが見事にパッケージされています。

 そんな中にあって、一服の清涼剤となってくれるスローな曲が、このバンドの持つイメージに「ピッタリの」効果をもたらせてくれます。火照った体に優しく撫でるそよ風のような、暑い夏の夕方に吹く秋風のような…

 ここではスタジオ録音で多用されているような、複数の楽器を持ち変えることなくひとりひとつのパートを最小限に押さえているあたり、この集中した演奏を生んでいる要因かもしれません。緊張感を持った、この一糸乱れぬアンサンブルは、ライブ盤ならでは。特にリズム感が高揚してくる曲は、彼らの故郷であるアイルランドの民族音楽を聴いているようです。

 米国盤と弱冠曲順に違いがあり、日本盤はMusic Meets Artのテーマとして使用していた“Heartwood”のスタジオ録音をラスト(米国盤9、日本盤12)に配置し、ライブアルバムの雰囲気をとぎらせることなく聴くことができます。