Photo by Toshiharu Minagawa. |
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01. Many Chinas 02. Sympathy and Acknowledgement 03. On The Thershold Of liberty 04. When Things Dream 05. Raffles In Rio 06. Something Nice For My Dog 07. Men Before The Mirror 08. Mr.Moto's Penguin(Who's Be On Eskimo's Wife ?) 09. In The Blue Distance Peter Van Hooke ; Snare Drum, Electronic Percussion |
ウィンダム・ヒルのカタログでは27番目という初期の番号からエレクトロニクスのサウンドが登場しています。鬼才という称号をつけられることもあるマーク・アイシャムですが、ウィンダム・ヒル・デビューは、映画音楽でもなく、純粋な作品集として レコーディングされていました。 日本にウィンダム・ヒルが紹介された頃のレーベルイメージは、ウィリアム・アッカーマンやジョージ・ウィンストンをはじめとするギター、ピアノなどが主体のソロ作品が前面に押し出されて紹介されていたので、このマークのエレクトロニクスには非常に驚かされました。 しかし、レーベルとしては2枚目にヴォーカル(Linda Waterfall)、7枚目にバンド(KiddAfrika)、22枚目にShadowfaxが登場し、いずれは予想できたかもしれません。 マーク・アイシャムといえば、現在は映画音楽の鬼才(手がけた作品は数知れず、私が観た映画のあちこちにもクレジットされています)として名が通っているのかもしれませんが、1983年のデビューアルバムがウィンダム・ヒルからリリースされ、レーベルとしても素晴しいアーティストを送り出すことができて誇らしいでしょう。 本作は映画音楽とは別に、純音楽作品として制作されましたが、曲の隅々に映像が見え隠れしているようで、音の万華鏡とさえ言われるシンセサイザーミュージックの代表的作品といえます。アルバムジャケットも、それまでのレーベルのイメージ(風景とか)とは思えない無機質な感じがして、なんとなくエレクトロニクスな音のイメージもしやすいかもしれません。 なお、ほとんどの楽器をこなしていますが、数曲でパーカッションにPeter Van Hookeが参加しています。 01. Many Chinas 02. Sympathy and Acknowledgement 03. On The Thershold Of Liberty 04. When Things Dream 05. Raffles In Rio 06. Something Nice For My Dog 07. Men Before The Mirror 08. Mr.Moto's Penguin(Who's Be On Eskimo's Wife ?) 09. In The Blue Distance |
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〜Discography(映画のスコアを除く)〜
VAPOR DRAWINGS(1983) ; WH-1027 FILM MUSIC(1985) ; WH-1041 CASTALIA(1988) TIBET(1989) ; WH-1080 MARK ISHAM(1990) SONGS MY CHILDREN TAUGHT ME(1991) BLUE SUN(1995) A WINDHAM HILL RETROSPECTIVE(1998) MILES REMEMBERED : THE SILENT WAY PROJECT(1999) PURE MARK ISHAM(2006) 以下のアーティスト(ロック系)のアルバムにも参加しています。 |
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