01.Beverly |
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1972年に初のピアノ・ソロをリリースしてから50周年にあたる2022年に通算16枚目となるアルバムがリリースされました。そのスタイルは一貫しています(ブレがない)。アルバム・コンセプトは一枚ずつ変化をみせているのに、その作風に通じる音色に変化がないのは、プロデューサーのHoward Johnstonの存在が大きいのではないでしょうか? クローズアップされても良いくらい。 今回の「夜」をテーマとした作品集は、私が追い続けている古今東西の『夜想曲』と同じジャンルに属していると思っているので、ジャケット共々嬉しく思います。 それにしても通算16枚のうち、ウィンダム・ヒルの時代からずっとピアノ・ソロ(例外としてスラック・ギター、ハーモニカ、ハープシコード…)、そしてゲストを招くことのない活動と、並行して続けているレコーディングは、元ウィンダム・ヒルでも孤高の存在。しかし、時代がどんなに変化して、リスナーが新しいものを求めても、そのスタイルが変わることなく、あの頃から、今もウィンダム・ヒルであり続けてくれていることに、ファンとして安堵の気持ちで胸が一杯になります(最初に聞えてくる一音と、特にラストに収録されている「花」を聴いていると)。 |
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