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♪ ♪ ♪ 01. Three Talkative Brooks In Spring Meadow |
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通算4枚目、前作はピアノソロだったのに対し、今作は1st、2nd同様に、アンサンブルが主体となっています。これまでの作風が、Masakoさんのサウンドという風に親しんできたリスナーにとって、少々意外だったのが、今までにないアンビエント的な音の拡がり(シンセイサイザー)でしょう。この雰囲気は、エンジニアであるTom Eatonの影響かなぁ、と思っていたら、参加メンバーのクレジットを眺めていたら(この確認作業がまた楽しい)、Jeff Peaseの名がありました。Tom とJeffは、結構似たサウンド作りをするので、この2人の影響なのではないでしょうか? 今までは本人のピアノにアコースティックな楽器が絡んでくるスタイルでしたが、ここにきてシンセを起用したサウンドを取り入れたことによって、拡がりから奥行きまで表現の幅が広がった様に感じました。 ずっとアメリカという土壌に根を下ろしているMasakoさんのスタイルも、最近欧米スタイルに走りがちな多くのアーティスト(どことなく表面を真似ているだけにすぎない、と思う)と違って、長く住み続け、そこでの人を含めた自然の環境を大きく深呼吸することによって、日本人の感性を通した独自のスタイルを編み出してくれています。 特に今回のテーマが「海」であり、つまり私たち人間をはじめとする生き物が住む地球と環境に目を向けたMasakoさんのメッセージが込められたアルバムなのです。ジャケットや音楽から、自然をこよなく愛する姿勢が溢れ出す、そんな姿を連想させてくれます。 |
なお、Masakoさんの公式ページでの購入はアメリカ国内向けのルートなので、日本からは購入することができません。ただ、ご本人に直接メールを送っていただければ購入できます。ご本人の了承を得てこの情報を掲載しております。 こちらのアドレスでどうぞ。 |