ウィンダム・ヒルの掲示板

THE COLOR OF LIGHT / Dana Cunningham

 






Produced by Will Ackerman.
Engineer, Mixing: Corin Nelsen.
Recorded at Imaginary Road Studios.

2007 Fountain Creek Music FC92321

Dana Cunningham

 

   

 

♪ ♪ ♪

01.Leap Of Faith
Dana Cunningham; Piano

02.Away
Dana Cunningham; Piano
Eugene Friesen; Cello / Jill Haley; English Horn

03.Amazing Grace
Dana Cunningham; Piano

04.The Color Of Light
Dana Cunningham; Piano / Eugene Friesen; Cello

05.House In Freedom
Dana Cunningham; Piano

06.River Of Grace
Dana Cunningham; Piano
Will Ackerman; Guitar / Derrik Jordon; Percussion

07.Improv I (Walking With Dad)
Dana Cunningham; Piano

08.Flowers In The Dark
Dana Cunningham; Piano
Eugene Friesen; Cello / Samite Mulondo; Vocals

09.Flying Over Water
Dana Cunningham; Piano
Steve Schuch; Violin / Eugene Friesen; Cello / Glen Velez; Percussion

10.Improv II (First Light)
Dana Cunningham; Piano

11.Swimming With Shones
Dana Cunningham; Piano / Jill Haley; English Horn

12.Angels At Shady Grove
Dana Cunningham; Piano

13.Stephen's Song
Dana Cunningham; Piano

14.Prayer For Peace
Dana Cunningham; Piano

15.Reprise
Dana Cunningham; Piano

 

 Danaにとっては2004年以来の3rdアルバム。前2作は本人がプロデュースまで行っていましたが、2004年にレコーディングされたクリスマスキャロルを集めた前作の『SILENT NIGHT』を聴いたアッカーマンが、今作のプロデュースを務めています。Danaはピアニストに徹することができたようです。フィリップ・アーバーグやリズ・ストーリーのように瑞々しく、透明感があって、そして色彩豊かなタッチが美しい風景を想像させてくれます。

 どの曲も、たえず左手が繰り返しのメロディをベースに右手がメロディを奏でる。透明感のある輝きはノクターンを思わせるると同時に、この感触が私には冬の空気を感じさせます。時折、器楽とのデュオを楽しみながら派手な旋律の登場もなく、淡々と時間が流れてゆく。
私がこのアルバムに耳を傾けていた環境が「そう」思わせるのかもしれません。窓外は梅雨空の雨模様だったので、一音一音のフレーズが森の中の枝や葉をつたう雨滴の雫のように聞こえてきます。雨足が強くても葉の繁る森の中で雨滴に当たることはあまりなく、森林浴でもしているかのように心身共に新鮮な気持ちにさせてくれます。
こういった感覚になったのは、スコット・コッスの【REUNION】以来です(あの時は雨の降る丸沼にいました)。このアルバムもユージンのチェロがピアノと絡み、コッスのピアノと美しいハーモニーを奏でてくれていました。アルバムタイトルトラックになっている“
The Color Of Light”はユージンのリードに導かれて

 15曲中半数以上がピアノソロ、6曲でウィンダム・ヒル・メイツが参加してアンサンブルを奏でています。 凍てついた冬の空気か、雨模様の景色を眺めているような音楽。そんな風に感じたのは、スコット・コッスの【REUNION】以来でしょうか。

 なお、アルバムは約70分近くあり、アナログ盤で言えば2枚組に匹敵する内容で、ウィンダム・ヒルの音楽を心ゆくまで堪能できるようなヴォリュームがあり、非常に聴き応えがあります。

Fountain Creek MusicはDana本人のレーベル。

 

 

Photo by Toshiharu Minagawa.