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♪ ♪ ♪ ♪ 01.Arrivals 02. Georgia Springs 03.Inspiress 04. Antietam Spring 05. Expectations 06. Summer Tears 07. Sphynx 08. August Eclipse 09. Mist 10. Acid Lake 11. Dream Garage 12. Moonset |
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アルバムタイトル通り、どの曲からも四季折々の面影一こま一こまが現れては消え、うつろいやすい光と影が織りなす風景を見せてくれるような曲ばかり。凛として張りつめた冬の景色の中に身を置いて彼らを眺めているかのよう。 作品が届けられるとすぐにCDを聴いてみましたが、最初の一音(ヴァイオリンによるむせび泣く音)を聴いてすぐに散歩に出てみたくなり、小雨が降りしきる一日でしたが、実際にそうしました。一曲一曲がカメラのファインダー越しに切り取った風景を思わせる曲想ばかりだったので、途中でいったん止め、iPodに入れてフィールドに出て、続きは散歩しながら楽しみました。 個々につけられたタイトルも、ひとつひとつ眺めながら耳を傾けると、その時々の情景を思い浮かべることができます。たぶん、そうした環境の中で自然から受けた印象をメロディにしていったのでしょう。風が木の葉を揺する瞬間や、木漏れ陽が足下に差す瞬間、雫が落ちる瞬間… そうした自然の表情がこのアルバムには詰まっています。 アッカーマンプロデュースによる2009年最初の作品は、大学時代に秋田で留学生活を送っていたという経歴を持つアコースティックギタリスト。ここでもアッカーマン・ファミリーによるゲスト・ミュージシャンがこれぞウィンダム・ヒル・サウンドという絶妙のアンサンブルを奏でてくれています。 今回もMatt本人と直接やり取りをして購入しましたが(サインもしていただきました〜)、その中に日本語をローマ字で綴った文があったから「日本語が上手ですね」と返信すると、なんと大学時代秋田の大学に留学していたとのこと。 なお、アルバムクレジットにはMatt Millecchiaのサイトから“Chao”(プロデュースはMatt本人)というボーナストラックをダウンロードできるお知らせが記載されています。アルバムとは雰囲気の異なるアグレッシブでブルージーな曲です。 |
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