星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

寒露(10月8日) 太陽黄経195度

【暦便覧】には、“陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也”とあります。寒露とはこの時期に野の草花に宿る露のことで、秋気がさわやかに澄み渡り、木々草花に宿るしらつゆが、ひとしおの秋を彩り始めます

 

 

天文学的には 太陽が黄経195度を通過する時をいいます。
(2023/10/08 22h16m)





霜降(10月24日)太陽黄経210度

【暦便覧】には、“つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也”とあります。秋も末、霜が降りることから「しもふり」ともいいます。霜降の頃の朝は澄んだいい匂いがします。楓をはじめ、紅葉が一気に始まります。晩秋のもの哀しさと寂しさが同居する頃です。

 

 

 



天文学的には太陽が黄経210度を通過する時をいいます。
(2023/10/24 01h21m)
 

~参考書~
暦の風景(SEISEISHA) ISBN4-88350-030-6:野呂希一・荒井和生
雨の名前(小学館) ISBN4-09-681431-8:高橋順子・佐藤秀明
風の名前(小学館) ISBN4-09-681432-6:高橋順子・佐藤秀明
理科年表2023
(丸善) ISBN978-4-621-30737-3
天文年鑑2023(誠文堂新光社) ISBN978-4-416-52294-3

年中行事覚書(講談社学術文庫) ISBN978-4-06-158124-1:柳田國男

国立天文台天文情報センター暦計算室

~写真~
皆川敏春

 

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