役に立たないディスク・レビュー「オリジナル・サウンド・トラック」篇

 

 いまや懐かしいLDで何度も繰り返してみた作品。そもそもこの映画に手を出したきっかけは、ハーヴェイ・カイテル見たさ。ハリウッドと違って(オーストラリア映画)、落ち着いたトーン。派手さはありませんが、印象的な調べは、スクリーンと共に、誰にとっても忘れられない一枚になるでしょう。映画と独立して、一枚のアルバムとしても完成度の高い一枚。

映画を見ていなくても、音楽的に聴く者の耳も心も奪っていく一枚です。

 

 

 ジョン・ウィリアムズの作品。このサントラ(音楽)ほど、映画とのコンビネーションの重要性を伝えてくれる一枚はないのではないでしょうか?というのも、この映画は音楽が主役ともいえるからです。

公開当初は、

「第一次接近遭遇…」

ジャン!「第一次接近遭遇…」ジャン! という、あのCMにビビッていました(小三の頃)


 映画の意味も分かり(ホントか?)、講座の「天界の音楽」で、このテーマを取り上げる頃には、すっかりこの音楽と映画に夢中になっていました(笑)。願わくば映画を見ている雰囲気を味わえるマルチチャンネルでのリリースだったら良かったのに。まあ、もうないものねだりですが…
 

 

 リドリー・スコットと言ったら…  ヴァンゲリスと言ったら…  この両者に共通する『ブレード・ランナー』

 近々続編が登場するようですね… 私はそこまでマニアックにこの映画に惚れていない(笑)ので「これで十分だし、これ以上のエンディングはないなぁ」と思っているので、興味津々ではありますが。

 冒頭にも書きましたが、ヴァンゲリスと言ったらこの映画のタイトルを思い浮かべる方が大いのではないでしょうか?。今までベスト盤とかにテーマ曲とかが収録されて来たので、そのメロディは耳に焼き付いていましたが、SACDとなったので「そりゃちゃんと聴くべきだよな(笑)」ということで即購入となったわけです。
  まぁ、このフォーマットを考えるなら映画同様サラウンド収録してほしかったなぁと思います。2chステレオでも、十分威力を発揮し、シンセサイザーらしい奥行きを堪能できるのですが… そしてまた、ここでSACDになったんだから、最近本人が過去作品をリマスターしてくれているので、できたらSACDにして欲しいなぁ… と、ファンの要求はどんどんエスカレートして行くわけです。(ヴァンゲリスのページへ

 

 

 初めてSACDというフォーマットを意識して購入したアルバム(下のアルバムと併せて購入)です。録音は共に1960年代で、スヌーピーが初めてアニメーション化されたときのサウンドトラックです。最近では日本独自のフォーマットで高価な(笑)SHM-SACDでもSACD化されて、ファンとしては嬉しいのですが、私にはこちらの輸入盤で十分です(笑)。

  NHK教育で何度も再放送されたお馴染みのアニメ。チャーリーが谷啓、ルーシーがうつみ宮土理のコンビでした。その後、谷啓からなべおさみ(ルーシーは、ごめんなさい。私、声優さんおぼえてません)にバトンタッチしましたが、印象は変わらずでした。
  日本ではスヌーピーといったら「スヌーピーとチャーリーブラウン」というタイトルで親しまれていますが、本国では「ピーナッツ」として連載されています。

  そして、アニメと切っても切り離せないのが、ジャズ・ミュージシャンのヴィンス・ガラルディの音楽。アニメではシュローダーがおもちゃのピアノでベートーヴェンを大切に弾いているために、スヌーピーとジャズ?的な扱いをされていますが、実は作者であるシュルツ氏は大のジャズファン。アニメの音楽にヴィンスを起用することは長年の夢だったようです。

 アニメを見ていると流れてくるジャズのリズム。有名どころでは、ウィンダム・ヒルジョージ・ウィンストンが必ずプログラムに入れている「ライナス・アンド・ルーシー」を筆頭に、印象的なメロディがここかしこに流れています。

 そしてこちらはクリスマスをテーマに作られた作品で、有名なキャロルなどがジャズ風にアレンジされています。そしてヴィンスのオリジナルである「Christmas Time Is Here」や、聴く度にしみじみとしてしまう「もみの木」などが含まれていますが、それらがSACDの奥行きのあるサウンドで楽しめました。通常のステレオでは左寄りだった位置が逆転していたりしましたが、2枚とも「これが40年以上も前の録音?」と驚かされてしまいます。