tupichan's billboard hot 100

1975年にリリースされたアルバムのお気に入りを紹介します


 イレアナ・コトルバス(ソプラノ) クリスター・ルートヴィヒ(メゾソプラノ)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮;ズビン・メーター
 私がマーラーに興味を持ったきっかけは、この第2交響曲で、レコード・コレクターの従兄弟の家でみせてもらったレコード雑誌に掲載されていたゲオルグ・ショルティのマーラー・ニューレコーディングの記事でした。シカゴ響を振ったデジタル録音の広告が、むやみやたらとかっちょよく見えたからでした。
  その後、もしくは『レコード芸術』から興味を持ったのか、今となっては定かではありませんが、グッドタイミングでマーラー特集を組んでくれていたのです。そこで第2交響曲の推薦順位のトップを占めていたのが、同世代のメータとアバドの二人でした。メータが先にリリースし、あとを追うようにしてアバドもシカゴ響とレコーディングしました。どうやらメータがウィーンを振ってレコーディングに及んでいたので、後発のアバドも同じウィーンを振る状況にはなかったらしく、ショルティのシカゴ響になったとか… 当時としては、グラモフォン(ヨーロッパ)がアメリカのオーケストラとレコーディングするのはまれだったそうで、面白いエピソードです。

  2011年にSACD化されました。





ピアノ;キース・ジャレット
なんて綺麗なピアノの音なんだろう… と思っていた、裏話ではピアノのコンディションは良くなかったとか(笑)私がこのアルバムを手にしたのは、時代を逆行して40年ぐらい立った頃に、タワーレコードによってSACD化されたECMの音源です(PROZ-1087)。

 いつ終わるのか 行先が見えてこない音型が延々と続くかのようなパート1に、その後のリズ・ストーリーやスコット・コッスなどのピアニストの面影がチラチラと思い浮かびました。彼ら、影響を受けているフォロアーたちなんだなぁ、と。

  2017年にSACD化されました。

Billboard1975

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