星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

SELECTED PLANETS
/ Samuel Pellman -2003-

Innova Recordings – innova 597

01. Messenger (Mercury)
02. Perelandra (Venus)
03. The Home Planet (Earth)
04. Ares Vallis (Mars)
05. Perijove (Jupiter)
06. Guirlandes (Saturn)
07. Vaporis Congeries Magnae (Uranus)
08. Neptune Flyby
09. Dancing In The Dark (Pluto)
 
 ホルストの惑星に倣ってか、それぞれの惑星の名前が副題になっています。水星は探査機の名前、ペレランドラはC.S.ルイスの小説『ペレランドラ - 金星への旅』、地球は言わずもがな。火星は火星につけられた地形の名前、木星には近木点というタイトルが付けられています。土星はスクリャービンのOp.73からの借用で花飾りというタイトル。天王星のVaporis Congeries Magnaeの意味はわからず。海王星は「海王星フライバイ」と、惑星の名称が入っているので、副題がなく9番目はまだ冥王星が残されています(準惑星になったのが2004年)。いずれも興味深い電子音楽(←古い!)です。

 各曲へのリンクは本人のYoutubeチャンネルを張っているので、全曲聴くことができます。




SELECTED NEBULAE
/ Samuel Pellman -2011-

Ravello Records RR7912

01. M45
02. NGC2080
03. NGC2818
04. 3C461
05. M17
06. NGC1999
07.NGC6357

 
 『惑星』シリーズの続編『星雲』。こちらも電子音楽の世界ですが、音の「色」がブライアン・イーノっぽい感じです。各曲のインスピレーションはNASAのグレート・オブザバトリー計画によって地球を周回している宇宙望遠鏡四機ハッブル(可視光〜近紫外線)、スピッツァー(赤外線)、チャンドラー(X線)、コプトン(ガンマ線)によるの高画質な天体画像や観測結果から得ているそうです。
  イーノに比べるとまだテンポが速い(笑)というか、抑揚があります。プラネタリウムとか、博物館とかで絵画を見る時にいいかも… こちらも各曲のリンクは本人のYoutubeチャンネルを張っているので、全曲聴くことができます。




SELECTED GALAXIES
/ Samuel Pellman -2015-

Ravello Records RR7912

PECULIAR GALAXIES(特異銀河)
01. Peculiar Galaxies: NGC 4038/4039
02. Peculiar Galaxies: NGC 1427a
03. Peculiar Galaxies: UGC 4881
04. Peculiar Galaxies: NGC 6621

SPIRAL GALAXIES(渦状銀河)
05. Spiral Galaxies: NGC 1300
06. Spiral Galaxies: NGC 2841c
07. Spiral Galaxies: M81

08. ELLIPTICAL GALAXIES(楕円銀河)
09. SELECTED COSMOS
 
 『惑星』、『星雲』に続く三部作となる『銀河』。こちらは組曲風に分かれていますが、サウンドはシリーズを踏襲しています。今回の作品も宇宙望遠鏡四機による高画質な天体画像からインスピレーションを得て作曲されています。各曲のリンクは本人のYoutubeチャンネルで全曲聴くことができます。

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