星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)


 私が最初に買った交響曲第9番は、『レコード芸術』誌でこの曲のベスト1になっていた ジュリーニのレコードでした。今までレコードで2枚組というのは買ったことが無かったので、購入に踏み切るにはそれなりの覚悟を決めてのことだったような 気がします(笑)。 ショルティがバリバリ現役で、シカゴ響を振ってのマーラー全集を突進していたころのレコーディングだったから、ショルティ以外の指揮 者がシカゴを振るというのがとても魅力的に見えました。この頃はアバドを筆頭に、バレンボイム、レヴァインが後に続いていました。

2016年にタワー・レコード・オリジナル「ヴィンテージ・コレクション」としてSACD化されました。
[TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE SA-CD COLLECTION: PROC-1973]








 いわゆるカラヤンの美学が最高潮に達した演奏です。しかもライヴ。カラヤンにとっては 2度目となる第9番ですが、最初のスタジオ録音盤のあとに、あのバーンスタインの一期一会のライヴが行われて、それを吸収したベルリンフィルと自分の演奏 に役立てようと思ったとか思わなかったとか… とにかくすごい演奏が記録されています。



もどる(グスタフ・マーラー)作曲家の部屋

星の音楽、宇宙の響き

home(一番星のなる木)

|2024年2月10日更新|