ジャケットを見ても、この曲がいかに凄い曲なんだという事がわかろうもの(笑)。クラシックのレコードといったら、風景写真だったりアーティストの演奏ショットだったり、有名な絵画だったり宗教画だったり。それが魚眼レンズにやっと収まった裏方(ほぼ全員が普段着!)の一コマ。今まで持っていたクラシック音楽へのイメージが一新されるほどの衝撃を受けました。そして音!デッカレコーディングは見事に捉えきっています。私にとってはショルティのレコードが一番と思っています。音も現代の技術をもってしても引けを取らず。この演奏以上に、この曲の巨大さを体感させてくれる録音はないのではないでしょうか。この演奏を凌ぐのは、たとえば第九がいまだに「フルトヴェングラーのバイロイト」と思われているのと同じく「ショルティの千人」なのかもしれません。
そして念願かなって2017年秋にタワーレコードからSACDとしてリリース(他、70年代のシカゴ響とのセッションが、歌曲集を除く全部がSACD化されました! ありがとう!タワー!
♪交響曲第8番のツボ「冒頭の 来たれ!聖霊よ」♪
♪交響曲第8番のツボ「ソプラノとアルト2人による三重唱」♪
ヘザー・ハーパー(ソプラノ):いと罪深き女
イヴォンヌ・ミントン(メゾ・ソプラノ):サマリアの女
ヘレン・ワッツ(アルト):エジプトのマリア
1972年度第15回グラミー賞
♪Best Classical Album
♪Best Choral Performance, Classical (Other Than Opera)
♪Best Engineered Recording (Classical) ; Gordon Parry & Kenneth Wilkinson, engineers. |