マーラーに興味を持ったきっかけは「復活」というネーミングを持つ交響曲第2番からでしたが、実際に耳にしたのは、「巨人」というニックネームを持つ、無難(笑)にもロマン漂う交響曲第1番でした。そう言われて(書かれて)聴いてみると確かに聴きやすい曲でした。他と比べると確かに短い曲だったかもしれませんが、中学生だった私が1時間近くも聴く音楽としてはやはり長かった(笑)。当時はどうにかして「巨人」というタイトルを、自分なりに解釈して「このあたりが巨人かなぁ」などと思いながら慣れ親しもうとしたのですが、結局マーラーがインスピレーションを受けたというパウル・ベッカーのそれを想像してみたのですが、ダメでした。だからそれ以降私の中から標題を外してしまいました。作曲者本人も外したんだし。 ということで、マーラーの中では声楽も入らず。とはいえ、歌曲集とは切っても切り離せない関係のある曲のため、随所に口ずさめるメロディが登場します。でも圧巻は最終楽章でしょう。ラストでは歌劇場指揮者であるマーラーの立体音響が現れます。レコードだけでは解りませんが、ステージではホルン奏者が起立して(起立できない場合は楽器を上に向け)演奏します。 |
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|2022年1月28日更新|