星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

雲の使者
Disc 1:
雲の使者 Op.30+(The Cloud Messenge, H111)
イエスの賛歌 Op.37(The Hymn of Jesus, H140)-1917-
メゾ・ソプラノ:デラ・ジョーンズ+
ロンドン交響合唱団/ロンドン交響楽団
指揮:リチャード・ヒコックス

アヴェ・マリア Op.9b(Ave Maria, H49)-1900-
イヴニング・ウォッチ Op.43, No.1*(The Evening-watch, H159)-1924-
アルト:スザンナ・スパイサー*
テノール:マーク・ミルホファー*
フィンジ・シンガーズ
指揮:ポール・スパイサー

Disc 2:
7つのパートソング Op.44(Seven Part-songs, H162)-1925/1926-
言って 誰なのですか?(Say who is this?)
おお愛よ、私は嘆く(O Love,I complain)
眠りの天使たち(Angel spirits of sleep)
初めて会ったときにはわれらは思いもしなかった(When first we met we did not guess)
悲しみと喜び(Sorrow and joy)
愛がわが心に天より降り来たる(Love on my heart from heaven fell)
集え 乙女たちよ(Assemble all ye maidens)

合唱幻想曲 Op.51(A Choral Fantasia, H177)-1930-
二人の戦士のための挽歌(A Dirge for Two Veterans, H121)-1914-
死への頌歌 Op.38(Ode to Death, H144)-1919-
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
指揮:リチャード・ヒコックス

これをわれは為したり、わが真に愛する者のために Op.34-1
(This have I done for my true love) -1916-

ご婦人、絹糸から離れなさい(O lady, leave that silken thread, H4) -1916-
そっと、おだやかに(Soft and gently Op.4a-3) -1896-
秋は古い(The Autumn is old, H1)-1895-
冬と鳥たち(Winter and the birds) -1894-
ソプラノ*:レイチェル・ウィートリー
フィンジ・シンガーズ
指揮:ポール・スパイサー
 このアルバムはホルストの『雲の使者』が初収録されたことで話題になっている一枚ですが、もともとは1990年に、曲目通りのジャケットとしてリリースされ、6年後にもう一枚がリリース、1999年に2枚組としてまとめられたアルバムです。どちらかのジャケットを残してくれれば良いものを、ジャケットを差し替えてセットにしてくれているので、手にしたときは戸惑ってしまいました。下のアルバム2枚が初出リリース時の分売仕様です。
 この曲はインドの詩人カーリダーサ (4〜5世紀)の詩に、曲をつけたオーケストラ伴奏の合唱曲です。最近ではジョセフ・フォートによる室内楽版も話題になりました。

 ちなみに主要とも思えるホルストの合唱曲が多数収録されていますが、ホルストを語る上で書かすことのできないリグ・ヴェーダが取り上げられていません。

 さて、ホルストの作品を『惑星』以外で聴く機会はあまりないので、こうしたレコーディングとかは非常に貴重です。特に、このアルバムの中心となっているリチャード・ヒコックス(1948-2008)はホルストの全作品をレコーディングするという、志半ば叶わず他界されてしまい、ファンとしては残念なのですが、現在彼の意志を次いでアンドルー・デイビス(SACD !)が続行してくれています。




 ちなみに主要とも思えるホルストの合唱曲が多数収録されていますが、このアルバムではホルストを語る上で書かすことのできないリグ・ヴェーダが取り上げられていません。

 

home(一番星のなる木)