バロック音楽は星を見るときに傍らで流しておくには究極のB.G.M.になってくれます。

 B.G.M.というと安っぽいイメージを喚起してしまいそうですが、そうではありません。疲れない、癒しの気分を誘ってくれる音楽とでもいえばいいでしょうか。それから、バロックの時代は、まだ天界に星座たちが装飾され、キラキラと輝く星が満天を覆っていたことでしょう。すでに時代は太陽中心説(地動説)となり、大型の天体望遠鏡で新しい惑星が発見され、ニュートンの力学が宇宙を読む時代でした。そういった激動の時代(あくまでも人々の考え方)に生まれ、演奏されていた音楽。テレマンやヴィヴァルディ、バッハ。特に室内楽作品は、あたかも天体観測をしている傍らで王族たちお抱えの奏者が奏でてくれているかのよう(まー、私は貧乏暇なしなので、そういった贅沢はできませんがー それはともかく)に流れてくる音楽。ここでは私が星空を眺める際に掛けておきたいバロック音楽を紹介します(2010/08/20)。


テアトルム・アフェクトゥム

2本のリコーダーのための作品集
/ 山岡重治 & 向江昭雅

 「2本のリコーダーのための作品集」と題されたアルバムで、テレマン、オトテール、ブラヴェの作品を演奏しています。テレマンは既にペトリ、ラウリン盤で親しんでいたので、ここではブラヴェの作品が新鮮に響きました。
 個人的にギリシア神話を連想させるタイトルの「女神たちの対話」に興味があり手を出した一枚です。オリジナルはラモーのクラブサンをブラヴェが2本のトラヴェルゾに編曲したものを移調してリコーダーで演奏しているもの。(オリジナルじゃないのかー)
 どの演奏からもリコーダーという素朴でシンプルな楽器の音色を存分に楽しむことができます。使用楽器はフレンチピッチ(a=392)のF管アルト、D管テナー、D管ソプラノリコーダーを奏でています。素朴ってすばらしい!


テレマン「2つのリコーダーのための6つのソナタ」
/ ミカラ・ペトリ & エリザベス・セリン

 「2本のリコーダー」といったら真っ先に思い浮かぶのが、「リコーダーの妖精」と言われたミカラ・ペトリの来日記念盤としてリリースされたテレマンの「ソナタ」です。私が二挺のための作品集をあさるようになったのも、このアルバムがきっかけといっても過言ではありません。素朴な2本の笛から聞こえてくるのは牧神パンの奏でる笛か、ミューズたちの語らいか。アルバム全体に山岡 & 向江で取り上げたブラヴェの「女神たちの対話」というタイトルを付けてもいいぐらい。リコーダーは吹いても聴いても楽しい楽器、ということを教えてくれる一枚です。


バッハ/ブランデンブルク協奏曲
 中学生の頃、第5番の第一楽章がラジオから流れてきてから、その曲を星空を眺めるときの傍らに流していました。しかし、演奏者が分からずテープも何処かに行ってしまい、いつのまにか曲名まで失念してしまいました。それが、何かの拍子に同じ演奏者を捜し当て、以来、ずっと星空のお供をしてくれています。そうした個人的な感情を抜きにしても、このアルバムは素晴らしいひとときを作り出してくれるに違いありません。当時を忍ばせる音楽、演奏、そして天界の表情。そんな時代に星空を眺めて見たかった。

オトテール / ブリュッヘン

クープラン「王宮のコンセール集」
 今でこそ古楽界の重鎮として紹介され、それぞれの道を歩むアーティストたちですが、1970年代頃まではブリュッヘン、クイケン兄弟らベルギー、オランダの古楽奏者が気楽に集まって数多くのレコーディングを残してくれていたことは、音楽ファンにとって非常に嬉しいことです。私は遅れて聞き始めたクチですので、曲をあさっているときにこういったレコードに出会うと思わず何でも手が出てしまいます。

 このアルバムは「王宮のコンセール」 太陽王と言われたルイ14世の為に書かれた「お昼の音楽会」ですが、室内楽を中心とした楽器構成で、ヴァイオリン、フルートの主役たちと、オーボエ、ファゴット、ダ・ガンバそしてチェンバロのきらめくような音色によって、当時の音楽会がどれだけ人気を博したのかうかがい知ることができるようです。


クープラン「新しいコンセール集」
「王宮のコンセール集」としてクイケン兄弟を中心としてレコーディングされたシリーズの続編に当たるレコーディングです。

テレマン/トリオ・ソナタ集
「王宮のコンセール集」としてクイケン兄弟を中心としてレコーディングされたシリーズの続編に当たるレコーディングです。

テレマン/12のメトーディッシェ・ゾナーテン
 ブリュッヘンが監修となって様々な楽器の組み合わせによるソナタ集。特に新鮮だったのはボストン・ミュージアム・トリオによる演奏。主役はヴァイオリン。このテレマンの曲集は、様々な楽器による組み合わせが可能で、ブリュッヘン監修の下、そうした楽器の組み合わせによる違いを楽しむことができます。


テレマン/ブロックフレーテソナタ
 ブリュッヘンが監修となって様々な楽器の組み合わせによるソナタ集。特に新鮮だったのはボストン・ミュージアム・トリオによる演奏。主役はヴァイオリン。このテレマンの曲集は、様々な楽器による組み合わせが可能で、ブリュッヘン監修の下、そうした楽器の組み合わせによる違いを楽しむことができます。

涙のパヴァーヌ
 ブリュッヘンが監修となって様々な楽器の組み合わせによるソナタ集。特に新鮮だったのはボストン・ミュージアム・トリオによる演奏。主役はヴァイオリン。このテレマンの曲集は、様々な楽器による組み合わせが可能で、ブリュッヘン監修の下、そうした楽器の組み合わせによる違いを楽しむことができます。

ラ・フォリア
 ブリュッヘンが監修となって様々な楽器の組み合わせによるソナタ集。特に新鮮だったのはボストン・ミュージアム・トリオによる演奏。主役はヴァイオリン。このテレマンの曲集は、様々な楽器による組み合わせが可能で、ブリュッヘン監修の下、そうした楽器の組み合わせによる違いを楽しむことができます。


イギリスのナイチンゲール
 ブリュッヘンが監修となって様々な楽器の組み合わせによるソナタ集。特に新鮮だったのはボストン・ミュージアム・トリオによる演奏。主役はヴァイオリン。このテレマンの曲集は、様々な楽器による組み合わせが可能で、ブリュッヘン監修の下、そうした楽器の組み合わせによる違いを楽しむことができます。


マンシーニのリコーダーソナタ
 イタリア人作曲家、フランチェスコ・マンシーニ。私はこの曲集以外にも「ヴァイオリンとチェロのためのソナタ」を愛聴しています。リコーダーのLorenzo Cavasantiは、曲毎にリコーダーを持ち替えて演奏しています。微妙な音色の違いなど聞き分けています。
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