星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

千葉歳胤(1713-1789)
正徳三年- 宝暦八年

 助之進と称し陽生と号した。武州入間群の人で、本性は浅見で算学を中根元圭に受け元圭が没してのちは高弟幸田親盈についた。暦学をよくし中根元圭の「皇和通暦」についてその期間の蝕を算出した労作『皇倭通暦蝕考』を明和五年(1768)に刊行した。写本としてその続編もある。天文方とは名のみで暦学未熟のみで渋川図書を影で大いに助けた。『蝕算活法率』185巻の大著もその序によれば渋川図書のために表したものであった。『天文大成三条図解』(宝暦八年)では関孝和の『授時発明』の補訂検討を行なっている。他に『歳寿万代暦』『補授時暦経』『白山暦応編』他の著がある。寛政元年三月六日77歳で没したが、天文様と称され小祠に祀られている。
----天文学人名辞典 天文学年表  中山茂編(恒星社)より

天文岩

 車で2時間(珍しく高速道路を使いました…)、埼玉県飯能市。これ以上奥へ入っていくと秩父へと通じる国道299号線を、途中虎秀(こしゅう)に入り、ナビに案内されたところは谷間の集落。『熊出没注意』の看板の貼られた林道に入り、急坂を登っていくこと5分(ジムニーで良かった)、奥武蔵グリーンラインと合流し、お目当ての『天文岩』に到着しました。お参りをしている間に、上下1台づつ車が通過しましたが、おそらく普段、誰も来ないのではないかと思えるような森閑とした場所です。入り口の看板は、ちょっと怖かった(ただ、イラストはツキノワグマではなくヒグマだったのが笑いましたが…)です。ここへはなんかあった時のために車で登ってくることをお勧めします。交通機関は西武池袋線の〝東吾野〟でしょうか? そこからは歩くかタクシーになると思います。バイク以外の乗り物の場合は、私が通った林道はおそらく無理。目的地の天文岩の近辺に方向転換するような待避所も見当たらなかったので、よほど腕に自信が無いのであれば、直進して迂回しましょう。
 なお、千葉歳胤の墓所は、飯能市の『マイ広報紙』によれば、「現在、千葉歳胤の墓への立ち入りはご遠慮いただいています。」とのこと。

 ちなみにGoogle Mapのストリートビューでは、私が通った林道は途中で強制的にUターンさせられます(笑)。奥武蔵グリーンラインをお勧めします。

西武池袋線「東吾野駅」(〒357-0211 埼玉県飯能市 平戸220)

 なお、虎秀に入る前の国道299号沿いには、『霊峰二山飯能七福神』の寿老人と福禄寿が祀られていましたが、まだご開帳前だったので、福禄寿のみ拝観できませんでした。寿老人は必見のお姿です。










Google Mapのストリートビューには、やはりこの種の車が多い(笑)




入山は気をつけましょう。できれば車がいいと思います…



千葉歳胤の書籍をデータベースで見る

天文大成真遍三条図解(国会図書館)

皇倭通暦蝕考(早稲田大学)

飯能出身の天文学者 千葉歳胤(ちばとしたね)(埼玉県飯能市の広報紙より)



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