ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791) |
作曲:1788頃 |
初演:不明(ただし生前に演奏された形跡あり) |
星を眺めるときに聞く音楽として、手始めにその対象となるのは曲名です。だからホルストと出会ったあとにも、この類いの音楽はたくさんあるのだろうと期待していましたが、なかなか巡り会うことなく、FMラジオの番組表を眺めては、星や天文に関わりのあるタイトルばかりに目を向けていました。 |
フランス・ブリュッヘン/18世紀オーケストラ
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リッカルド・ムーティ/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 上の写真でカップルとして並べたように、ムーティはカラヤンが存命中の1985年にベルリン・フィルと、そして6年後にはウィーン・フィルを振ってレコーディングしてくれました。どちらもそれまでのどっしりとした重々しい運びではなく、女たらしのゼウス(ローマ神話のジュピター)を思わせるようなリズミカルな感じ(決して軽いというのではなく)です。まぁ、ベルリンの方がやや深刻ぶっているような気もしたり… |
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ジェームズ・レヴァイン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 モーツァルト没後200年を記念して企画された、ウィーンフィル唯一のモーツァルト交響曲全集。後にも先にもこの楽団のモーツァルト交響曲全集は企画されていません。その大役を受けたのがピアニストでもあるジェームズ・レヴァイン(1943-2021)。 |
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フンメルが編曲したモーツァルトの交響曲は36番〜41番までの6曲。いわゆる後期交響曲群。壮大さを売り出すことを目的に出版社はタイトルを付けたのに… と思いつつも、ポケットに入れて星空を眺めに行きたい時には、このこじんまりとした演奏を連れて行きます。たった4人の演奏(フルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)ですが、もともとが大シンフォニーなので四重奏でも雄大さは変わりません。そういう意味では、出版社の思惑通り。フンメル以外にもクレメンティが同じ編成で編曲しています。 |
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