2006年にリリースされたウィンダム・ヒル関連のアルバム情報です。

WHISPERINGS AT NIGHTFALL / Robert Linton -2006-

 ロバートにとって3作目となるアルバムで、アッカーマン率いるウィンダム・ヒルの面々が参加しています。ガット弦によるクラシックギターを記帳としていますが、彼のルーツはジミ・ヘンドリックスやレッド・ツェッペリンなどですが、サイモン&ガーファンクルやキャット・スティーヴンスなどとのシンガー・ソングライターを聴いて育った(といっても1981年生まれ)アーティストなので、ウィンダム・ヒルと合わないはずがない、といった内容です。

Robert Linton



BRING TEXTURES / Jim Hudak -2006-

 

Michael Manring、Tracy Silvermanの二人がフューチャーされています。ピアノソロ&アンサンブル。なんだかジャケットから判断すると、1930年代のシカゴかギャング(死語)みたいな印象がありますが、ウィンダム・ヒル・サウンドです。

Jim Hudak



LANTERN / Dan Kennedy -2006-

 わずか4曲しか収録されていませんが、ピアノソロによるミニCD。Samiteのヴォーカルがフューチャーされています。

Dan Kennedy



SOMETHING YOU DREAM OF... / Denise Young -2006-

 アッカーマンにデモテープを送ったことから製作されたピアノ作品。ソロもありますが、ここではウィンダム・ヒル・メイツが、それぞれ器楽を持ち寄りアンサンブルを奏でています。

Will Ackerman、Eugene Friesen、T Bone Wolk、Derrik Jordan、Jill Haley ほか

Denise Young



Ka Hikina O Ka Hau: The Coming of the Snow 

ハワイアン・スラック・ギターによるクリスマスソング集です。しかし、曲目を見ると、サティ、ラヴェル、メンデルスゾーン、ストラヴィンスキー、ラフマニノフ、R.コルサコフなど、クラシックを数多く取り上げるという異色作品です。プロデュースにジョージ・ウィンストンが名を連ねています。

(2006/12/12)



DEMANIA

 アレックスとマイケルのスーパーストリングス隊、パーカッションにクリストファー・ガルシアを迎えてレコーディングされました。各自のサイトにはアレックスのみ宣伝をしているところをみると、アレックスが主役なのかもしれません。誰のリーダー作であるにしろ、レーベルファンには夢の共演は間違いでしょう。

(2006/11/22)



GLORYLAND / Anonymous 4

 クラシックのアカペラグループ、アノニマス4がヴァイオリンのダロール・アンガー、マンドリンのマイク・マーシャルを迎えて取り組んだアメリカに伝わる歌曲集です。今までの彼女たちは、グループ名通り、中世に生まれた作者不詳の作品達を、現代に伝える活動を行ってきましたが、ウィンダム・ヒルのデュオを迎えて、一風変わった(あくまでも、彼女たちの音楽性という意味で)作品集をレコーディングしています。シェーカーやリンの中世的な雰囲気がお好きな方にお勧めします。

(2006/10/10)



 1980年代にウィンダム・ヒルからリリースされたビデオがDVDトールサイズとしてまとめて再発されました。以下、5タイトルです。
 コンサートにはアッカーマン、ヘッジス、シャドウファックスというジョイントにスコット・コッスがビデオ録りのために1曲ピアノソロを聴かせてくれます。
 BGVの4部作は、レーザーディスクとレーベルが「日本向けに」制作したダン・モス・プロジェクトの“もう一つのアメリカ”シリーズです。
ウィンダム・ヒル・イン・コンサート
ウィンダム・ヒル;オータム・ポートレイト
ウィンダム・ヒル;ウォーターズ・パース
ウィンダム・ヒル;ウェスタン・ライト
ウィンダム・ヒル;ウィンター

(2006/10/25)



CHRISTMAS ROMANCE / Jim Brickman

 THE GIFT(1997)、PEACE(2001)に続く3枚目のクリスマス・アルバムです。曲目を見ると、ウィンダム・ヒルのクリスマス物や、彼のソロ・アルバムの曲とダブっているため、ベストアルバム的な性格のようです。

(2006/10/04)



COMPLETE SOLO PIANO RECORDINGS 1972-2004/George Winston

 1972年の【PIANO SOLO】から2004年の【MONTANA】までの10枚のアルバムが含まれたコンプリートボックスです。ジョージのソロ・ピアニストとして35周年を記念して企画されました。初期の5枚(Ballads〜Summer)までのアルバムはすべてSpecial Edition(ボーナストラック付)で収録されます。前回のボックスは青の箱でしたが、今回はオレンジ色にお色直し。

(2006/10/03)



BALLADS AND BLUES 1972

 タコマ・レーベルからリリースされたジョージの1stアルバムのSpecial Editionは、ボーナストラックが5曲追加されます。これで1972-1991までのカタログはすべてリニューアルしました。

(2006/10/03)



WINDHAM HILL HOLIDAY GUITAR COLLECTION

 【SUNDOWN】の続編とも言うべきギターコレクション。今回は「ホリデイ」と名づけられているように、クリスマス曲から選曲されました。ジャケットはそのまま【CHRISTMAS】シリーズにでも使えそうな素敵な写真です。

(2006/10/03)



ESCAPE / Jim Brickman

 ウィンダム・ヒルでは一人元気なジムの新譜は翌日リリースのクリスマス物と併せて続けてリリースされます。こちらは、いつものようにヴォーカルをフューチャーさせた内容になっています。

(2006/10/03)



SUNDOWN : A WINDHAM HILL PIANO COLLECTION

 【PURE】シリーズを受け継いだ形になるのか、今回はソロ・アーティストのベスト盤ではなく、レーベルから発表されたピアノ作品のみ、つまり複数アーティストによる「ピアノ・サンプラー」です。残念ながらかつて発表されたものばかりで、唯一アルバムタイトルになっているジム・ブリックマン“Sundown”のみが新録もしくは未発表曲のようです。それにしても30周年を記念するのがベストばかりで、なにやら盛り上がりに欠けます。

(2006/09/05)



GULF CAST BLUES & IMPRESSIONS / George Winston

 今回の日本公演でも1曲披露してくれましたが、ニューオリンズのR&Bをジョージなりにアレンジしたカヴァーアルバム。ジャケットもフィリップ・アーバーグのデビューアルバムに近いものを感じますが、昨年【BLUE WEST】というニューオリンズのR&Bをソロ・ピアノでレコーディングしているフィルに対して、ジョージはどういったスタイルで料理してくれるのでしょうか。

(2006/09/05)



REVENGE OF BLIND JOE DEATH
: THE JOHN FAHEY TRIBUTE ALBUM

 今年2枚目のフェイエイ・トリビュートアルバムです。こちらは本人が設立したタコマレーベルからのリリースで、真打登場といったところでしょうか?ウィンダム・ヒルからはデグラッシ、ウィンストンが名を連ねています。

(2006/08/22)



 レーベル創立30周年を記念して【PURE】シリーズがリリースされます。いずれもウィンダム・ヒルを代表するアーティストがズラリと並びます。ジャケットの体裁も統一され、ウィンダム・ヒルらしいさわやかなイメージを想起させます。しかしちょっと洗練されすぎていて、なんとなく的がずれているように思えなくもありません。1曲でも新曲や未発表曲が収録されれば、昔からのファンも触手が伸びると思うのですが、全曲既出曲なので、これといった目新しさがありません。これからウィンダム・ヒルを聴こうとする、初心者向けのシリーズです。2回に分けて全10組のアーティストのベスト盤がリリースされました。
PURE TUCK & PATTI
 創立30周年を迎えたウィンダム・ヒルから、新たに5組のベストアルバムがリリースされます。【PURE】シリーズで、【RETROSPECTIVE】的な内容です。
(2006/05/23)
PURE SHADOWFAX
 創立30周年を迎えたウィンダム・ヒルから、新たに5組のベストアルバムがリリースされます。【PURE】シリーズで、【RETROSPECTIVE】的な内容です。

(2006/05/23)

PURE WILL ACKERMAN
 創立30周年を迎えたウィンダム・ヒルから、新たに5組のベストアルバムがリリースされます。【PURE】シリーズで、【RETROSPECTIVE】的な内容です。シリーズのジャケットでは、アッカーマンのこれが一番いいなかなぁ。次いでブリックマン。
(2006/05/23)

PURE MARK ISHAM
 創立30周年を迎えたウィンダム・ヒルから、新たに5組のベストアルバムがリリースされます。【PURE】シリーズで、【RETROSPECTIVE】的な内容です。
(2006/05/23)
PURE JIM BICKMAN
 創立30周年を迎えたウィンダム・ヒルから、新たに5組のベストアルバムがリリースされます。【PURE】シリーズで、【RETROSPECTIVE】的な内容です。

(2006/05/23)

PURE ALEX DE GRASSI
 創立30周年を迎えたウィンダム・ヒルから、先にリリースされた【PURE】シリーズ第二弾です。

(2006/06/27)

PURE JOHN GORKA
 創立30周年を迎えたウィンダム・ヒルから、先にリリースされた【PURE】シリーズ第二弾です。

(2006/06/27)

PURE NIGHTNOISE
 創立30周年を迎えたウィンダム・ヒルから、先にリリースされた【PURE】シリーズ第二弾です。残念なことに、リーダーでもあるミホール・オ・ドナールが7月8日に母国にて亡くなるというニュースが飛び込んできました。これが追悼盤になるとは思ってもみませんでした(正式なアナウンスはありません)

(2006/06/27)

PURE MICHAEL HEDGES
 創立30周年を迎えたウィンダム・ヒルから、先にリリースされた【PURE】シリーズ第二弾です。

(2006/06/27)

PURE LIZ SOTRY
 創立30周年を迎えたウィンダム・ヒルから、先にリリースされた【PURE】シリーズ第二弾です。

(2006/06/27)



FRIENDS OF FAHEY TRIBUTE
 アコースティックな演奏を中心に、そういったアーティストの作品を数多くリリースしてきたTAKOMAレーベルの創立者。自らもフィンガースタイルのギターを奏でる、まさにアッカーマンがウィンダム・ヒルを立ち上げたのはこのジョンの影響が大きかったのはいうまでもありません。アッカーマンはもとよりアッカーマンやウィンストンの演奏に多大な影響を与えたギタリスト、John Fahey(ジョン・フェイヘイ←発音がむずかしい…)のトリビュートです。ウィンストンのデビューアルバムは、ジョンのレーベルTAKOMAから1972年にリリースされていますが、アッカーマン、デグラッシ、ウィンストンらとの交流の機会を与えてくれた重要な人物です。そんな彼を偲んで、ジョンと縁のある多くのアーティストたちが参加しています。ジョージはギターとハーモニカでオープニングとエンディングで登場します。
(2006/03/14)



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