Photo by Toshiharu Minagawa


WH1083
TOWARD THE CENTER OF THE NIGHT/ Michael Manring
Produced by Michael Manring.
All composed by Michael Manring.




01.Life In The Trees
Michael Manring ; Bass,Piano,Keyboards,Percussion,Voice / Paul McCandless ; Woddwinds / Coco Roussel ; Drums
Tom Miller ; Percussion

02.A Way With Birds
Michael Manring ; Bass,Piano,Keyboards,Percussion,Voice / Paul McCandless ; Woddwinds / Coco Roussel ; Drums

03.Geometry
Michael Manring ; Fretless Bass

04.Near
Michael Manring ; Bass,Piano,Keyboards,Percussion,Voice / Paul McCandless ; Woddwinds / Coco Roussel ; Drums
Tom Miller ; Percussion

05.Cats Go Forward
Michael Manring ; Bass,Piano,Keyboards,Percussion,Voice / Paul McCandless ; Woddwinds / Coco Roussel ; Drums

06.Blue Orleans
Michael Manring ; Fretless Bass

07.Renegade Intellectuals
Michael Manring ; Bass,Piano,Keyboards,Percussion,Voice / Paul McCandless ; Woddwinds / Coco Roussel ; Drums

08.The Moving Darkness
Michael Manring ; Bass,Piano,Keyboards,Percussion,Voice / Paul McCandless ; Woddwinds / Coco Roussel ; Drums

09.Magnets
Michael Manring ; Bass,Piano,Keyboards,Percussion,Voice / Paul McCandless ; Woddwinds / Coco Roussel ; Drums

10.Far
Michael Manring ; Bass,Piano,Keyboards,Percussion,Voice / Paul McCandless ; Woddwinds / Coco Roussel ; Drums

11.The Precise Moment Of Duck
Michael Manring ; Bass,Piano,Keyboards,Percussion,Voice / Paul McCandless ; Woddwinds / Coco Roussel ; Drums
Tom Miller ; Percussion

12.A Brief History Of The Wind
Michael Manring ; Bass,Piano,Keyboards,Percussion,Voice / Paul McCandless ; Woddwinds / Coco Roussel ; Drums

13.Funk And Disorderly
Michael Manring ; Fretless Bass

 前作【UNUSUAL WEATHER】から4年後の1989年にリリースされた、「クレイジーベーシスト」マイケル・マンリングのリーダー作第二弾。音楽的には1stアルバムの延長線上にあり、更に清涼感が増したといったところ。ジョージ・ウィンストンやウィリアム・アッカーマンのような叙情的なウィンダム・ヒル・サウンドとはひと味違ったジャズ・フュージョン系です。

 マイケルはダロール・アンガー、マイク・マーシャル、バーバラ・ヒグビーのバンドMontreuxにゲスト参加(1987)後、このアルバムのレコーディング中にMontreuxの正式メンバーとして参加しているため、彼らとのライブ演奏などが、今回のアルバムにも影響を与えているのではないでしょうか。また、この頃は(というより常に?)他のアーティストのアルバムや、ウィンダム・ヒルのコンピレーションアルバムにセッションプレイヤーとして、顔を出す八面六臂の活躍を見せているので、様々なジャンルのミュージシャンとの交流が、自身のアルバム製作に影響を与えないはずはありません。
 今作では、子弟コンビのヘッジスとの共演が無いのが残念ですが、一発録りのベースソロが一気に4曲(3、6、10、13)となり、個人的にはそればかり繰り返し聞いてゾクゾクしています(笑)。スリリングな曲あり、じっくり聴かせる曲有りとバラエティに富んでいて飽きることはありません。
 オープニングのアコースティックベースの使い方といい、要所要所で決めるハイベースのソロなど、アレンジャーとしてのマイケルの才能と、いままで裏方(しかも目立つことのない引き立て役というベースの役柄上しかたないとはいえ)だった彼の存在が一気に注目されるに値する内容です。アルバムの構成も良くできていて、オープニングらしい曲で始まりエンディングにふさわしい楽曲でまとめている非凡な才能にも注目したいところ。

 今回はセルフ・プロデュースにより、よりマイケルらしさが前面に押し出されているようです。また、クレジットを見てもわかるとおり特定のメンバーでレコーディングされ、今回はレーベルメイトのポール・マッキャンドレスが招かれて笛系全般で共演しています。ピアノはすべてマイケルの演奏。そのピアノの腕前は、すでに『A WINTER'S SOLSTICE』で証明済みなので、ピアノソロの曲も入れて欲しかった、というのはファンの欲目でしょうか。

 ジャケットから見てもわかるように、マイケルのウィンダム・ヒルらしい内容のアルバムは、1stと2ndだけで、このあとウィンダム・ヒルには1枚残していますが、そちらはロックよりのアプローチに仕上げています。そしてレーベルを離れたあとは、ヘヴィ&ラウドネス的(DRASTIC MEASURES)な活動に拍車が掛かって行きます。

〜Discography〜
Windham Hill;
UNUSUAL WEATHER(1985)
・SIGN LANGUAGE / MONTREUX(1987)
TOWARD THE CENTER OF THE NIGHT(1989)
・LET THEM SAY / MONTREUX(1989)
・DRASTIC MEASURES (1991)

Other Label;
THONK(1994)
THE BOOK OF FLAME(1998)
・DARK MATTER / Cloud Chamber(1998)
・equilibre / David Cullen Michael Manring (2000)
・THE IDIOT KING / Attention Dificit(2001)
ADDITION BY SUBTRACTION / McGill/Stevens/Manring(2001)
CONTROLLED BY RADAR / McGill/Stevens/Manring(2001)
・SOLILOQUY(2005)
DEMANIA / DeGrassi/Manring/Garsia(2006)

2008年現在、マンリングのディスコグラフィーです。
セッションは多数参加しているため割愛させてもらいます(冷笑)。