Photo by Toshiharu Minagawa. |
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01. Desert Lightning |
スコットのアルバムを手に取ると、そのオープニングからして青空を見上げたくなってしまいます。抜けるような青空と、そのキャンパスで踊る白い雲を。そんなイメージをしっかりと植え付けてくれたのは、レーベルからの1stアルバム『WIND DANCE』なわけですが、ウィンダム・ヒルというサウンド・ポリシーが見事に合致した作品を出し続けてくれているわけです。 今回のアルバムは、ウィンダム・ヒルでの5作目(ソロ・キャリアとしては7作目)となり、彼が1985年に初来日した際、同行していたギタリストのヴァン・マナカス(Van Manakas)をフューチャーしているものの、『REUNION』のような形ではなく、それまでの彼のアンサンブル主体のサウンドを踏襲しています。パーカッシブなサウンドの合間に散りばめられているチェロやフルートといったリリカルな楽器とのコラボは、スコットのクラシカルで抒情的な面が強調されているような耳に残るサウンドを聞かせてくれます。 |
〜Discography〜
STILL MOMENTS (Music Is Medicine, 1980) WIND DANCE (Windham Hill, 1981) SPIRALS (First American, 1982) ISLANDS (Windham Hill, 1984) REUNION (Windham Hill, 1985) SHE DESCRIBES INFINITY (Windham Hill, 1987) SWITCHBACK(Windham Hill, 1989) STAINED GLASS MEMORIES (Windham Hill, 1992) WHEN SPIRITS FLY(Miramar, 1998) EMERALD PATHWAY(Miramar, 2002) WHEN SPIRITS FLY...AGAIN(Miramar, 2004) |