Photo by Toshiharu Minagawa. |
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01.Through the Woods(Malcolm Dalglish/Grey Larsen/Pete Sutherland) 02.Morning Walk (Grey Larsen) 03.North in the Mountains 04.The Lullabye of Muffe 05.Lord of the Sky (Pete Sutherland) 06.Siri's Arrival (Grey Larsen/Pete Sutherland) 07.The Long View (Pete Sutherland) 08.Rhubarb (Malcolm Dalglish) 09.Sunlight(Malcolm Dalglish) 10.Lay Me Low(Malcolm Dalglish) 11.The Inside Passage(Pete Sutherland) |
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Malcolm Dalglishの奏でるハンマー・ダルシマーという不思議な音色を奏でる楽器を初めて聴いたのは、ウィンダム・ヒルが1985年からはじめた【A WINTER'S SOLSTICE】シリーズの中に入っている“Northumbrian Lullabye(ノーザンブリアの子守歌)”という曲でした。まるで氷を叩いているかのような音色が、まるで冬の冷たい空気の中で聴いているような印象でした。そして【A WINTER'S SOLSTICE II】にはソロと今回紹介するメタモラというグループの2曲が収録され、ますますこの楽器(グループ)に惹かれていきました。 ウィンダム・ヒルから初めてリリースされたアルバムは、同朋のフィリップ・アーバーグがプロデュースと、4曲でピアノとシンセサイザーで参加するという、ファンにとっては興味深い組み合わせとなりました。過去の経歴を見ると、1982年にDalglishとLarsenの名義でリリースされた【THUNDERHEAD】をプロデュースしたナイトノイズのMícheál Ó Domhnailあたりがプロデュースしてもよさそう、などと思ったりして。 それはともかく、このアルバムの主役はなんといってもDalglishのハンマー・ダルシマーですが、そこへフルートやフィドルが絡んだりして、ダルシマーの単色でしか聴いていなかった耳には、非常に新鮮でした。特に冷たい感触(チェンバロの音に近く、ピアノの原型という古い歴史を持っています)と笛やギターなどの温もりを感じさせる楽器との絡みは、ウィンダム・ヒルというレーベルならではのハーモニーと言えるでしょう。 |
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〜メタモラ〜 以下のアルバムに曲を提供しています。 |
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