ウィンダム・ヒルの掲示板

Photo by Toshiharu Minagawa.


WH-1016
WIND DANCE / Scott Cossu

Windham Hill Records, 1981

Produced by George Winston.
All Composed by Scott Cossu.

01.Jamaica
Scott Cossu ; Piano
Alex de Grassi ; Guitar / Michael Spiro ; Percussion

02.Demeter/Rejoicing
Scott Cossu ; Piano

03.Kinsa
Scott Cossu ; Piano

04.Purple Mountain
Scott Cossu ; Piano / Alex de Grassi ; Guitar

05.Freija
Scott Cossu ; Piano / Dan Reiter ; Cello

06.Almost Like Heaven
Scott Cossu ; Piano

07.Wind Dance
Scott Cossu ; Piano
Dan Reiter ; Cello / Michael Spiro ; Percussion

ジョージ・ウィンストンによってウィンダム・ヒルに誘われたピアニスト。

 きっかけとなったのは1980年にMusic Is Medicineというレーベルからリリースされた『STILL MOMENT』というアルバム(のちにウィンダム・ヒルのLost Lake Artsから再リリース)です。これを耳にしたウィンストンが、さっそくウィンダム・ヒルに誘ったのです。そのため、スコット・コッスのウィンダム・ヒル・デビュー盤(通算2作目)も、そのピアニスティックなスタイルに惚れ込んだウィンストン自身が行っているのは興味深い出来事ではないでしょうか。

 『WIND DANCE』で聞かれる音楽は、ジョージのそれに限りなく近い雰囲気を持っています。かといって二匹目のドジョウを狙ったのではなく、ウィンストンよりもリズム重視と言ったらいいでしょうか?この作品集はコッスが追い求めている民族音楽への傾倒が強く、レーベル特有の叙情的な雰囲気のアルバムジャケットから、ウィンストンのような穏やかな楽曲を期待すると肩すかしを食らうかもしれません。非常にジャージーでダンサブルな、リズミカルな曲が並んでいます。まさに風に吹かれて踊るかのよう。

 1の“Jamaica”と4の“Purple Mountain”では、レーベルの先輩格であるアレックス・デ・グラッシが12弦ギターで参加しています。特にPurple Mountainの叙情性は、日本独自のベストアルバム『PEACE』でも選曲されるほど、この時期のレーベルを代表する美しい佳曲に仕上がっています。2、3、6がピアノ・ソロで、残りはギターやチェロなどといった楽器とのデュエットを楽しむことができます。それまでのレーベルのピアノ作品は、すべてソロピアノでしたが、コッスはレーベルに新風を吹き込んでいるようにさえ感じさせます。その割に、スコットはウィンダム・ヒルのオムニバス物や他のアーティストへの参加はほとんどありません。

 おそらく、彼が日本にやって来たのは1984年から始まった箱根彫刻の森美術館“ちゃんとちゃんとの味の素”の主催で行われたコンサートでは『SHE DESCRIBES INFINITY』で共演したギタリストのヴァン・マナカスと共々最初で最後なのかもしれません。そのあたりのことを考えると、当時の日本でのレーベルの人気の高さが伺えます。
 幸いなことに、箱根のコンサートも夏休み中だったので、小旅行気分(箱根登山鉄道〜)で足を向け、なんといっても嬉しかったのは、味の素がフリーコンサートを実施したこと!
  途中、大変な濃霧につつまれ終了後雷雨に見舞われてしまいました。アルバムジャケットのサインは、その時にしてもらったもの。翌日は、ウィンダム・ヒルとしては最初で最後(?)の、サントリー・ホールでのコンサートも行われ、まったく違った雰囲気のコッスのコンサートを楽しむことができました。共演も曲目もほぼ箱根と一緒でした。

〜Discography〜
STILL MOMENTS (Music Is Medicine, 1980)
WIND DANCE (Windham Hill, 1981)
SPIRALS (First American, 1982)
ISLANDS (Windham Hill, 1984)
REUNION (Windham Hill, 1985)
SHE DESCRIBES INFINITY (Windham Hill, 1987)
SWITCHBACK(Windham Hill, 1989)
STAINED GLASS MEMORIES (Windham Hill, 1992)
WHEN SPIRITS FLY(Miramar, 1998)
EMERALD PATHWAY(Miramar, 2002)
WHEN SPIRITS FLY...AGAIN(Miramar, 2004)

 

ジョージ・ウィンストンによってウィンダム・ヒルに誘われたピアニスト。

 きっかけとなったのは1980年にMusic Is Medicineというレーベルからリリースされた『STILL MOMENT』というアルバム(のちにウィンダム・ヒルのLost Lake Artsから再リリース)です。これを耳にしたウィンストンが、さっそくウィンダム・ヒルに誘ったのです。そのため、スコット・コッスのウィンダム・ヒル・デビュー盤(通算2作目)も、そのピアニスティックなスタイルに惚れ込んだウィンストン自身が行っているのは興味深い出来事ではないでしょうか。

 『WIND DANCE』で聞かれる音楽は、ジョージのそれに限りなく近い雰囲気を持っています。かといって二匹目のドジョウを狙ったのではなく、ウィンストンよりもリズム重視と言ったらいいでしょうか?この作品集はコッスが追い求めている民族音楽への傾倒が強く、レーベル特有の叙情的な雰囲気のアルバムジャケットから、ウィンストンのような穏やかな楽曲を期待すると肩すかしを食らうかもしれません。非常にジャージーでダンサブルな、リズミカルな曲が並んでいます。まさに風に吹かれて踊るかのよう。

 1の“Jamaica”と4の“Purple Mountain”では、レーベルの先輩格であるアレックス・デ・グラッシが12弦ギターで参加しています。特にPurple Mountainの叙情性は、日本独自のベストアルバム『PEACE』でも選曲されるほど、この時期のレーベルを代表する美しい佳曲に仕上がっています。2、3、6がピアノ・ソロで、残りはギターやチェロなどといった楽器とのデュエットを楽しむことができます。それまでのレーベルのピアノ作品は、すべてソロピアノでしたが、コッスはレーベルに新風を吹き込んでいるようにさえ感じさせます。その割に、スコットはウィンダム・ヒルのオムニバス物や他のアーティストへの参加はほとんどありません。

 おそらく、彼が日本にやって来たのは1987年だけかもしれません。私は幸いにも箱根彫刻の森美術館“と、そのあとにおこわなわれたサントリー・ホールでのライヴの両方に足を運ぶことができました。幸いなことに、箱根のコンサートは夏休み中だったので、小旅行気分(箱根登山鉄道〜)で足を向けたのを覚えています(その後、ライヴで何度行ったことか!) なんといっても嬉しかったのは、味の素がフリーコンサートを実施したこと!(ちなみに私は公演チケットを購入して入場しましたが、全く関係なく美術館を訪れた方々にとっては、文字通りフリー・コンサートでした)。
  途中、大変な濃霧につつまれ終了後雷雨に見舞われてしまいました。アルバムジャケットのサインは、その時にしてもらったもの。翌日もウィンダム・ヒルとしては最初で最後(?)の、サントリー・ホールでのコンサートも行われ、まったく違った雰囲気のコッスのコンサートを楽しむことができました。共演も曲目もほぼ箱根と一緒でした。