ウィンダム・ヒルの掲示板

Photo by Toshiharu Minagawa.

NO WORDS / Jim Brickman

Produced by Jim Brickman.
Engineerd, Mixed & Mastered by Eddie King.
Recorded at Kingsoud Dtudios, North Hollywood,CA.


All songs written by Jim Brickman. except for noted.

Jim Brickman

Windham Hill Records, 1994


♪ ♪ ♪

01. Rocket to the Moon
02. Shaker Lakes
03. Open Doors
04. I Said... You Said
05. Wanderlust
06. Heartland (Jim Brickman/Ellen Wohl)
07. Borders
08. Still
09. American Dream Go
10. Blue
11. Old Times (Jim Brickman/Ellen Wohl)

Jim Brickman ; Piano

 

 ジャケットからして、出発当初のウィンダム・ヒルは環境(会社の方針)が変わったんだと思わせるポートレイト。しかも、今までのアーティストと比べると、こんなイケメンはいなかったろう(笑、失礼)と、まずはビジュアルから様子をうかがってしまいました。

 このころは、すでにウィリアム・アッカーマンもレーベルを売却した後のことなので、ほとんどウィルが世話をしたアーティストではなく、彼との絡みもほとんどありません。その後も接点はレーベル30周年記念コンサートで同じステージに立ったということぐらいでしょうか? ジム辺りは、レーベルの中でも3世代目ぐらいになるでしょう。

 アルバムタイトルの『NO WORDS』は、たとえばメンデルスゾーンのそれが有名どころでしょう。ウィンダム・ヒルからもコンピレーションアルバムが2枚製作されましたが、比較的ポピュラーなタイトルだと思います。

 ジムのアルバムは、ただ単純に歌詞、言葉を持たない歌にとどまらず、彼の奏でる曲想からは、言葉に制約されることなく、聴き手に自由な発想を与えてくれます。オープニングの曲の、冒頭から印象的な旋律が歌われ、ほぼ全編にメロディがあふれていて、一聴しただけに耳についてしまいました。なにやら、今までのレーベル・アーティストと違うのは、容姿だけではないようです(日本版の帯には「ピアノの貴公子」なんて、なにやらリチャード・クレーダーマンを思わせる言葉が並んでいました)。
 バイオグラフィを読むと、デビューする前から作曲家としてコマーシャルを手掛けていたことが書かれていました。なるほど、コマーシャルともなれば時間の制約があって(通常30秒、長くて1分。ダイジェストの15秒)、その中で印象的なインパクトを与えなくてはならないから、短いセンテンスの中に美しいメロディが隠れているのでしょう。どの曲も美しいメロディに溢れています。