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01. When You Were Little 02.Ragrima |
ウィル・アッカーマンのプロデュースによるMasakoさんの3rd。今回はピアノ・ソロというスタイル。ファンにとっては待ちに待ったスタイルかもしれません(私がそうでした。しかし、曲ごとの参加アーティストの名前を見る楽しみが、今回のアルバムではありませんでしたが…)。 ウィルの作り出す音楽は、確かにウィンダム・ヒルという独特のスタイルを持ったサウンドを作り出してくれるから、ある程度、どんなサウンドになっているかという予想がついてしまいます。 しかし、 今回は、そうした予想ができないソロ。ウィルのプロデュース作品の中では、アンサンブルが多いので、こうしたソロは比較的珍しいかもしれません。 このスタイルはそのアーティストが本来持っている音楽性を見る(聴く)ためには一番効果的でしょう。ピアノやギターが体の一部となっているアーティストにとって、いわゆる裸のまんまの姿をさらすという行為に近いのかもしれません。今回は、私が望んでいたスタイルでMasakoさんの音楽をじっくりと堪能させてもらいました。 全12曲ですが、中には1stアルバムでEugene Friesenらと収録していた ♪A Tale of Lonely Otterのみシンプルなスタイルで再録されたことになるのですが、まるで新曲を聴くような印象を受けました。 また♪Kotoというタイトルには 〜Japanese Ancient City〜 というサブタイトルをつけてくれていますが、我々日本人にとっては、まさに「古都」という漢字(感じ)が思い浮かべられるので、もしかしたら西洋人とは若干曲の捉え方が異なるかもしれません。そのへんの違いが気になったりします(笑)。 もともとの楽曲たちが美しいメロディをもっているから、ソロでもアンサンブルでも心にしみ込んで来る感触は一緒で、音楽はもとより曲のタイトルだけ眺めてみても、それぞれの物語が浮かんでくるようです。Masakoさんのストーリーテラー的な手法も手伝って、シンプルなピアノサウンドでありながら、sよりいっそう想像力がかき立てられるようです。 |
Photo by Masako
Photo by Masako
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