|
01. Rebecca Lee 02. Sorrowful Joy 03. Sam's Lament 04. Song For Louisa 05. Emancipation 06. Katrina 07. Whistlin' 08. Pitfall 09. Lily Gabrielle 10. Dirge Max Goldston uses Martin guitars and Martin Strings. |
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
1曲目の音を聴いたときに思い浮かんだのはトム・ペティの弾き語りによる小品。そして、とても懐かしい音と香がしました。なんだか子守歌でも聴いているような、優しく素朴なギターの音とメロディにホッとします。きっとそれはフィンガーピッキングのサウンドだからでしょう。 全曲が牧歌的な印象を与えてくれるのは、ギターという木で作られてた楽器の持つ特有の音色であり、響きのお陰ですが、Maxのプレイは一部を除きフィンガー・ピッキングという演奏によるところが大きいのです。 Maxのホームページを見ると、スタジオのポートレイトを見ることができます。そこには雪景色のシーズンに訪れた時の様子を窺うことができますが、これは2008年1月にMaxがスタジオを訪れたときのもの。 このアルバムではウィル・アッカーマンがプロデュースをしていません。彼の右腕Corin Nelsenが録音とミックスダウンなどに関わっているだけで、録音に関しては、スタジオ内の音をそのままパッケージしています。 Maxは1980年代はデュオ、グループ活動などを行ってきましたが、1996年以降からソロアーティストに転向しました。彼の音楽的影響はJ.J.ケールとマイケル・ヘッジスからと語っていますが、それを強く感じるのは、8曲目で何も知らずに聴いていると、まるでマイケルがゲスト参加してデュエットしているような感じがします。 そしてアルバムには以下の一文がクレジットされ締めくくられています。 |
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
最近、アーティスト本人から直接CDを購入するというのが私の最近のマイ・ブームになっています。ここ数ヶ月でアッカーマンがプロデュース、もしくはスタジオでレコーディングされたアルバムが新譜としてリリースされるのを待てる状態になったので、アンテナを張りめぐらしているのですが、3月初めにリンクを貼っていたMax Goldstonのニューアルバムがリリースされたというニュースを本人のサイトで入手。さっそくメールで何回かやりとりをして無事に手元に届きました。 今回はサインをしてくれるだけでもありがたいことなのに、「レビューをアップしたら教えて欲しい」という条件付きCDを頂いてしまいました。更にMaxは日本を特別な場所だと言ってくれました。20年来「合気道(Aikido)をたしなんでいるんだそうです。(2009/03/18) Maxがハワイの友人に頼んで、このページの英訳を手にしたそうです。そしてそのレビューを読んで「自分自身について大いに学ぶことができた」と感想を送ってくれました。これは私にとっても非常に嬉しいメールでした。 |
||||||||||||||||||||||||
Photo by Toshiharu Minagawa.
|
||||||||||||||||||||||||