FOUR DAYS IN MY LIFE / Louis Colaiannia-2016-

Produced by Will Ackerman.
Engineer, Mixing: Tom Eaton.
Recorded at George Lucas Skywalker Sound Studio.
Additional recording at Imaginary Road Studios.



 Stanton Lanierの4th、5thアルバムをアッカーマンが手がけています。彼にとって『THE VOICE』は久しぶりにピアノアルバムを手がけたこともあって(この時期Patrick GormanとKaren Marie Garrettの作品もプロデュース)のちのウィンダム・ヒルの面々が参加することになる雰囲気とは異なり、純粋なピアノソロ作品に仕上がっています

 Stantonの作品に限らず、ここ数年、ウィルが手がけたことによって知ることになりましたが、アメリカにはまだまだこうしたアーティストが多くいるんだということを改めて思い知らされました。特にStantonのメロディセンスは、レーベルのJim Brickmanに似て、非常にキャッチー(コマーシャル)なメロディに溢れています。

 ウィルにとってピアノ・ソロのアルバムプロデュースをするのは久々の事で、先のPatrick Gormanの作品に続き、StantonとWillのコラボレートの第一作も同年に制作されました。この年にはもう一枚、Karen Marie Gareettを手掛けています。そしてStantonとKarenにはユージン・フリーゼンが参加していることが何より嬉しいニュースでした。そして両アーティストとも次作ではアンサンブルの規模がふくれあがり、多くのアーティストが参加するようになりウィンダム・ヒル・サウンドが凝縮された一枚に思えます。

 これら三枚のアルバムはウィルがプロデュースしているので、楽曲やピアニストの違いこそあれ、スタジオの差は殆ど感じられません。この三枚はトリロジーのような雰囲気が楽しめます。私も仕事柄、映像制作に関わり(Final Cut)、同じ機材でも環境が変わると非常にやりづらいという経験をもっています。そうした中でウィルも異なるスタジオ(Imaginary Road StudioとGeorge Lucas Skywalker Sound Studio)で制作しているにもかかわらず、統一されたサウンドを作り上げ、さすがプロだなぁ(オマエが言うなってカンジですね)と思います。


01. Aurora's Light
Louis Colaiannia ; Piano
Eugene Friesen ; Cello / Charlie Bisharat ; Violin
Noah Wilding ; Vocals / Tom Eaton : Bass

02. By the Sea
Louis Colaiannia ; Piano
Premik Russell Tubbs : Saxophone / Jeff Haynes : Percussion / Tony Levin : Bass
Noah Wilding ; Vocals / Tom Eaton : Hammond Organ

03. Waiting for Her
Louis Colaiannia ; Piano
Eugene Friesen ; Cello / Jill Haley : English Horn / Tom Eaton : NS Bass

04. Reflections
Louis Colaiannia ; Piano
Eugene Friesen ; Cello / Charlie Bisharat ; Violin
Noah Wilding ; Vocals / Tom Eaton : NS Bass

05. Winter Rose Song
Louis Colaiannia ; Piano / Eugene Friesen ; Cello

06. Starry Night
Louis Colaiannia ; Piano / Charlie Bisharat ; Violin
Premik Russell Tubbs : Saxophone / Jeff Haynes : Percussion / Tony Levin : NS Bass

07. Winter's Fire
Louis Colaiannia ; Piano
Jeff Haynes : Percussion / Jim Matus : Laoutar / Charlie Bisharat ; Violin
Tom Eaton : Accourdion, Bass

08. Just Now
Louis Colaiannia ; Piano / Eugene Friesen ; Cello / Gus Sebring : French Horn

09. Sea of Stars
Louis Colaiannia ; Piano
Charlie Bisharat ; Violin / Jeff Haynes : Percussion / Jim Matus : Laoutar
Noah Wilding ; Vocals / Tom Eaton : Bass

10. Moon over Florence
Louis Colaiannia ; Piano
Premik Russell Tubbs : Saxophone / Tony Levin : NS Bass / Tom Eaton : Electric Guitar


 アッカーマンが最初に手がけたStanton Lanierの『THE VOICE』は、アルバムタイトルに反してヴォーカル入りが2曲、チェロが2曲。ウィルの『Hearing Voice』のように1曲ずつヴォーカルが交代しているとか、もっとヴォーカル中心なのかと思っていましたが、4曲を除きピアノソロです。どの曲にもメロディ(歌)があります。ジム・ブリックマンのようにコマーシャリズムに溢れているのかもしれません。タッチはフィリップ・アーバーグのような大らかさがあります。ジムとStantonの違いは、ストリングス・オーケストラに傾倒しなかったことでしょうか。久々のピアノ作品であり、この一枚にウィンダム・ヒルのサウンドがつまった作品だったので、Stantonのアルバムは二枚とも私のヘヴィ・ローテーション入りしたアルバムです。