tupichan's billboard hot 100
(ビルボードのチャートに関わらず~)

1990年にリリースされたアルバムのお気に入りを紹介します





Barbara Bonney; Soprano
Geoffrey Parsons; Piano


 グラモフォンが大プッシュした4人(男声2、女声2)のうちの一人で、アンネ・ゾフィー・フォン・オッターと同時期にソロ・デビューしました(日本でのリリースは遅れること翌年、この辺りもオッターとボニーとの、日本サイドの格差を感じせずにはいられません)。女声ヴォーカル(特にソプラノ)に最初に興味を持ったのが、このボニーのデビューアルバムです。なんとなくジャケットにもシリーズと思わせるようなレイアウトで、なんかそれにつ られてしまったような気もしました(いわゆるジャケ買いみたいなものか…)。収録曲がマーラーのライバルでもあるリヒャルト・シュトラウスとフーゴー・ ヴォルフだったと言うところも、食指が伸びた理由でした。 もう30年以上前のことなんだなぁ… ボニー、第一線からは引退しちゃいましたけど…

 このころのアルバム評価は、オッターと比較しているのかどうかわかりませんが、あまりよろしくないレビューばかりでした。線が細いだの、発音がどうしただの…  海外での評価が高まるのと合わせるようにして、今ではリリック・ソプラノの第一人者!みたいな書き方されていて、一体どこの何奴(評論家たち)だっ!って思います。冨田勲が、まだシンセサイザーに手を染める前に、個性的なサウンドでコラージュした、手塚治虫とのコラボで完成させた『展覧会の絵』を思い出しますわ。
Hugo Wolf(1860-1903)
01. 少年とみつばち (Der Knabe und das Immlein)
02. 捨てられた女中 (Das verlassene Mägdlein)
03. 出あい(Begegnung)
04. 飽くことを知らぬ恋(Nimmersatte Liebe)
05. もう春だ(Er ist's)
06. 秘めた愛(Verschwiegene Liebe)
07. 隠棲(Verborgenheit)
08. つつましい恋 (Bescheidene Liebe)
09. 小さなものでもわたしたちをうっとりとさせるようなものがあるわ
(Auch kleine Dinge können uns entzuken)
10. わたしの髪のかげで (In dem Schatten meiner Locken)


Richard Strauss(1864-1949)
11. きみはぼくの心の王冠 Op.21-2(Du meines Herzens Kronelein)
12. わが子に op.37-3(Meine Kinde)
13. わたしはただよう Op.48-2(Ich schwebe wie auf Engelsschwingen)
14. 夜 Op.10-3(Die Nacht)
15. 明日には!Op.27-4(Morgen!)
16. 万霊節 Op.10-8(Allerseelen)
17. わたしの眼 Op.37-4(Mein Auge)
18. 星影は美しく、しかし冷たく Op.19-3(Schöne sind: doch kalt die Himmelssterne)
19. わたしは小さな花束を編もうとした Op.68-2(Ich wollt' ein sträusslein binden)
20. セレナーデ Op.17-2(Ständchen)




THE RAZORS EDGE/ AC/DC

Produced by Bruce Fairburn.

- AC/DC-
Brian Johnson; Vocals
Angus Young & Malcolm Young; Guitars
Cliff Williams; Bass
Chris Slade; Drums


 リアル・タイムでのニューアルバムとなったのが、これ。彼らの他のアルバムを聴いても、ここまでキャッチーな楽曲に溢れた作品集はないのではないか?と、後追いで聴き始めた彼らに関する印象を持ちました。特にオープニングなんか、彼らには相応しくない雰囲気を持ってるな〜、と思っていたら、なんだったか忘れてしまいましたが、ミリタリー系の映画の挿入曲に抜擢されていました。確か、リアーナが海兵隊員で出ていた映画だったかもしれません。
 この頃、名プロデューサーのブルース・フェアバーンが話題になっていました。ただ、AC/DCのファイティング・サウンドは誰がプロデュースで手がけたところで、微動だにせず「我が道をゆく」でした。エアロスミスのメイキングでは、しきりに「ヒット曲を入れろ!入れろ!」を連発していたから、このキャッチーなアルバム傾向は、プロデューサーの意向だったのかもしれません。嫌いじゃないですけどね… なお、彼らに撮って最も売れたシングルが、このアルバムに収録されています♩Money Talks(23位)

Billboard Peak Possision #2 on Oct 27, 1990





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