ALL OVER THE PLACE -1984- |
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バングルスにとっては初のフルアルバム。ここからのシングルヒットが、次作の「Manic Monday」へと続くわけです。ノスタルジーサウンドといわれていましたが、彼女たちにとってはノスタルジーでもなんでもなく、自分たちの大好きな音楽を自分たちの手で演奏しているだけに過ぎません。確かにビートルズっぽいというのは避けられない事実にしても、それだけ大先輩たちへの敬意として土台となっている音楽なのです。最後の曲はイエスタデイを髣髴とさせる佳曲。 |
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DIFFERENT LIGHT -1986- |
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実質、私が彼女たちの存在をはじめて知ったのは「Manic Monday」から。しかもプリンスがらみで知りました。アルバムのタイトルトラックである「Different Light」は女性バンドの中では一番かっこいいリフをもっていると思っています。マイケル・スティールが一番のお気に入りの私にとって、バングルスといえばこのアルバム。邦題を『シルヴァースクリーンの妖精』 |
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EVERYTHING -1988- | |||
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前作が大ヒットしてしまったので、かなりのプレッシャーの中、制作されただけあって捨て曲なしの名作に仕上がってます。ファンの誰もが望むようなサウンド、元キッスのヴィニー・ヴィンセントとの共作をはじめ、当代きってのソングライター・チームとの共同作業が功を奏したようです。ここからも「Eternal Flame」というナンバーワンヒットが誕生。しかし、このあとメンバー間の確執が露呈されてしまい、解散に追い込まれてしまうのは誰もが予想できたこと。つまりは彼女たちの成功をうらやむ外野のせいで、彼女たちのメンバーシップがぐらついてしまったのは、スザンヌ一人にスポットを当ててしまったマスコミの罪。彼女たちのアルバムとしては最も完成度が高く、誰にでもお勧めできる一枚。 |
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DOLL REVOLUTION -2003- |
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バンド解散後、表舞台に経ってきたスザンヌの活躍を、他のメンバーは同思っていたのでしょうか。映画【オースティンパワーズ】への楽曲提供から再結成へという道を歩んだ4人。ここに至る間、人生のパートナーをそれぞれ迎えた彼女たちの「母」としてのスケールも加わったパワフルな作品です。楽曲的には過去の三作と比べてしまうと、見劣りがしてしまいます。オープニングにエルビス・コステロを持ってきたのも、それ以降が「ぱっとしない曲」という印象を与えてしまっているかもしれません。 |
COMPLETELY UNDER THE COVERS -2013- |
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美女(スザンナ・ホフス)と野獣(マシュー・スイート)と称される二人のコラボ。2006年に1枚目、そのときすでに先を見越してタイトルに「Vol.1」とつけていたのは続編を作るつもりでいたのかWilburysの影響か(笑) スザンナはおなじみバングルスの看板ヴォーカリスト、かたやマシューに関しては雑誌などで目にするけれど、実際に聞いたことがなかったアーティストでした。パワーポップとか言われているので、ギターに特徴があると思っていたら、確かにそうした一面も見られますが、彼らが大事にしている楽曲をいとおしむかのごとく、リスナーの気持ちを裏切らない演奏をしてくれています。たいした特徴もないさらりとしたカバー集。逆にこうしたものをリリースするのは勇気が要るんじゃないかというぐらい。それがファンにとって嬉しいかもしれません。変に持ち味を生かしたアレンジなどなく、「自分たちで歌ってみたい」がこうした形になったのではないでしょうか。2ndでは、楽曲にゆかりのあるアーティストが客演しています。 Second Hand Newsにリンジー・バッキンガム、I've Seen All Good People: Your Move/All Good People にスティーヴ・ハウ、Beware Of Darknessにジョージの忘れ形見のダニー・ハリスン。 ちなみにこのアルバムはコンプリート盤で4枚組ですが、もともとはVol.1、2、3としてリリースされていました。 |
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SWEETHERT OF THE SUN -2011- |
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ベースのマイケル・スティールが再結成後、再び脱退してしまってからその後気にしていましたが、まさかの復活劇。アルバム制作は9年ぶり。すらりと伸びた脚にぞくっと来てしまった私ですが、変わらぬサウンドにもうっとりです。残念ながら日本盤はリリース未定。 |
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