パウサニアスの『ギリシア案内記』は、当初、岩波文庫版を読みはじめましたが、残念ながら全文を読むことができなかったので、もっぱら飯尾訳の本を頼ってしまうのですが、それでも電車の中で開くこともできず重宝するのが文庫本ですね。 紀元前に作者が歩き回って採取した当時の世界。行ったこともない異国の地なので、なかなか想像することは難しいのですが、なんとなく乾いた風を想像しながら古の世界に思いを寄せるのは面白いものです。個人的には、星の話と絡むことがなく残念ですが、ギリシア神話などの世界が好きなら、一度は目を通しておくべきかな? |
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