星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)
 パウサニアスの『ギリシア案内記』は、当初、岩波文庫版を読みはじめましたが、残念ながら全文を読むことができなかったので、もっぱら飯尾訳の本を頼ってしまうのですが、それでも電車の中で開くこともできず重宝するのが文庫本ですね。

  紀元前に作者が歩き回って採取した当時の世界。行ったこともない異国の地なので、なかなか想像することは難しいのですが、なんとなく乾いた風を想像しながら古の世界に思いを寄せるのは面白いものです。個人的には、星の話と絡むことがなく残念ですが、ギリシア神話などの世界が好きなら、一度は目を通しておくべきかな?
|ギリシア・ローマ世界地誌|ギリシア記(案内記)|神代地誌|歴史
 これらの書を知ったのは、訳者が亡くなってずいぶんと経ってから。また、新書としては流通されておらず、すべて古書店などを足で回って見つけた本(なので、ネット上の値段と比べるとずいぶん安く手に入りました)

 2020年1月に京都大学出版会より新訳(周藤 芳幸)が出版されます。出版の順番が順序不同のようで、まず最初に「2」が出版されました(第三巻、第四巻)。全5冊に分訳されて出版される模様です。

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