星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

 1991年に作曲された『アストロノーシア』は、現代音楽の中にあって、(私には)かなり聴きやすい管弦楽曲です。そんな親しみやすい曲だからか、本国ノルウェー作曲家作詞家協会において「1994年最優秀管弦楽作品賞」を受賞しています。

 

アストロノーシア
 
 


アストログノシア
Astrognosia

前奏曲 - 月(Preludium - Manen)
おひつじ座:白羊宮(Aries - Vaeren)
おうし座:金牛宮(Taurus - Tyren)
ふたご座:双児宮(Gemini - Tvillingene)

間奏曲 I(Interludium 1)
かに座:巨蟹宮(Cancer - Krepsen)
しし座:獅子宮(Leo - Loven)
おとめ座:処女宮(Virgo - Jomfruen)

間奏曲 II(Interludium 2)
てんびん座:天秤宮(Libra - Vekten)
さそり座:天蠍宮(Scorpio - Skorpionen)
いて座:人馬宮(Sagittarius - Skytten)

間奏曲 III(Interludium3 )
やぎ座:磨羯宮(Capricornus - Steinbukken)
みずがめ座:宝瓶宮(Aquarius - Vannmannen)
うお座:双魚宮(Pisces - Fiskene)

月のパヴァーヌ(Pavane for Manen)

ノルウェー放送管弦楽団
インガル・ハイネ・ベルグビュー:指揮




 こうした星や宇宙と関わりのある曲が紹介される場合、必ず引き合いに出されるホルストの「惑星」。個人的にはホルストの作品自体を、あまり天体との関わりから聴いていないので、メーカーとかの解説を読むと「またか〜」と閉口することがあります。この曲に関しても、同じようにホルストを例にしていました(まぁ、いいんですけど)。全体的に色彩豊かなソロとオーケストラが、プロコフィエフとかのロシア物が好きな人には飽きさせない展開で楽しませてくれます。

 さて、どうしてもそんな曲ですから、聴き手にしてみれば勝手な想像から宇宙っぽいサウンドとか、神秘的な雰囲気を求めてしまい。しかしこのアムダールの作品は、音質にこだわる2Lからリリースされているだけあって、レンジの幅がとても広いです。ノルウェー放送管弦楽団というオーケストラが演奏して入るものの、大規模な管弦楽ではなく、ソロ楽器が活躍する小品といった趣。全17曲もあるのに全体を通しても27分という長さからも、その規模が想像できるというもの。
 聴く側が、どんなことを求めているかによっては、この想像力をかき立てるタイトルとジャケットが似つかわしくないと思ってしまうかもしれません。まぁ、そこはそれ、この2Lというレーベル(インデックスを見るとTACETのようなオーケストラの配置でレコーディングしています)の売りである高音質を楽しみましょう。なので、星空の下に出て聴くことはかないません(笑)。このレーベルのサウンドを満喫するには、映画館とかプラネタリウムが良いんじゃないかと…



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