大宇宙のピアノ・ファンタジー:たのしい演奏会用小品集(斎藤高順)-1992-
「大宇宙のピアノ・ファンタジー」より

01. 星の王子と王女の夜想曲(Nocturne for prince & princess of stars)
02. 火星人のロボットのガボット(Martian robots' gavotte)

03. 七色の虹のブランコ(Rainbow swing)
04. 金星キラキラ・タランテラ(Tarantella of twinkling venus)

05. 織り姫と彦星のスペースロマンス(Space romance of vega & altair)
06. ほうき星のビッグパレード
(Comet's big parade)
07. お日さまとお月さまのかくれんぼ(The sun & the moon playing hide-and-seek)
08. 三ツ星のメヌエット(Menuett of three stars)
09. 行進曲 偉い大先生北極星(Great polestar march)
10. ソファミレドラマ−カミナリサンダー(Sol-fa-ni-re drummer thunder)
11. ワルツ かんむり星座の回転木馬(Merry-goーround waltz on crown constellation)
12. まっ白な雲の綿菓子 (Candy fluff made of white clouds)
13. 天の川の舟唄(Barcarole of the milky way)
14. 大宇宙遊覧UFO(Space pleasure boat UFO)
15. 流星のジェットコースター(Shooting stars' roller coaster)

16. 土星の子供はフラフープがお好き(Saturn's children like hula hoop)
 
 それぞれの曲に与えられたタイトルからしてそそられる組曲。これを作曲したのは、日本人なら一度はどこかで耳にしている(今ではパチンコ屋ぐらい? いえいえ、ウチの近所のスーパーでは毎日店内大音量!)軍隊行進曲の編曲者、斎藤高順がピアノ・ソロのために書いた組曲。どれも小品ばかりで、子どものための演奏会などで取り上げられる機会が多いようです。今回初めてレコーディングされたのは、残念ながら全曲とはいかず、16曲中11曲のみ(上記曲目のうち赤字はレコーディングされていません)。

 1曲目の ♪星の王子と王女の夜想曲 は、ゆっくりとした子守歌風の優しいメロディが心地よく響き、夜想曲、セレナードとしての雰囲気もあり、二人のロマンスをかき立ててくれます。
  2曲目の♪火星人のロボットのガボットは、ガボットという性格がプンプンした楽しい曲、火星人のロボットという言葉も納得。次から曲集通りではなく抜粋と成ってしまいますが、
  3曲目の♪織り姫と彦星のスペースロマンスは、1曲目の王子と王女の中を連想させるロマンチックな性格。
  4曲目の♪ほうき星のビッグパレードは、「あれ?ラジオ体操みたいなノリだな」と、思わず口走ってしまった楽しい曲。ほうき星が天空を横切るイメージなのでしょうか?1分ちょっとの短い曲。次のメヌエットの名前を付けられたのはオリオンのベルトでしょうか?
 次の ♪行進曲 偉い大先生北極星 も弾いていて楽しくなるような雰囲気の行進曲。思わず口ずさみたくなってしまいます。今回レコーディングされたこの組曲の中では一番長い曲です。
  ♪ソファミレドラマ−カミナリサンダーが演奏されることによって、これまで暖急暖… で演奏されてきたパターンが崩れてしまいました。しかし、この曲の中にそうした急暖急が潜んでいました。
  次はワルツです。♪ かんむり星座の回転木馬。私の好きなかんむり座がテーマになっているので、一番のお気に入り。星座の形からして回転木馬の動きのようですからね。
  次の ♪天の川の舟唄も、1曲目の夜想曲、ロマンスに関連があるかのようなロマンチックな曲。これから二人のデートでしょう。
  次の曲 ♪大宇宙遊覧UFOも宇宙船にのって星の海をあちこち飛び回っている情景が目に浮かんできます。
そしてラストに演奏される♪流星のジェットコースターは、昇って下ってを繰り返す情景が、まさに流星に乗ったジェットコースターを連想させます。

 このアルバムには小津安次郎監督の映画(東京物語、早春など)のために作曲された楽曲がピアノ・ソロで収録されています。個人的には夜想曲が2曲も収録されているので、満足度の高いアルバムです(笑)


 
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