個人的にマーラーの交響曲は、他の作曲家と違って聴く機会が多かったこともあって、大オーケストラのための交響曲が、シンプルなピアノへの編曲は、今と違って別の意味で興味の矛先が向いていました。今では、本人の編曲じゃないと聴く気にならないジャンルなのですが、この当時は、あの音がどんな感じで聞こえてくるのだろうという興味からでした。 |
以下はEvelinde Trenknerを中心とするデュオのマーラーの交響曲です。 |
交響曲 第6番 イ短調 Piano Duo Zenker/Trenkner 1991 |
個人的にマーラーの交響曲は、他の作曲家と違って聴く機会が多かったこともあって、大オーケストラのための交響曲が、シンプルなピアノへの編曲は、今と違って別の意味で興味の矛先が向いていました。今では、本人の編曲じゃないと聴く気にならないジャンルなのですが、この当時は、あの音がどんな感じで聞こえてくるのだろうという興味からでした。 |
交響曲 第1番 ニ長調 Steinway Concert Grand Piano D, 1901 #100398 |
交響曲 第5番 嬰ハ短調 Steinway Concert Grand Piano D, 1901 #100398 |
交響曲「大地の歌」 |
1987年に、この曲のピアノ伴奏の楽譜が見つかったニュースは、たいそう衝撃的な驚きを持って受け止められたような気がします。まだ、マーラーを聴きはじめてから時間も経っていなかったので、その大きさたるや理解できませんでしたが、テレビで本邦初演が日本で行われる、というニュースには驚きました。その時の伴奏者はウォルフガング・サバリッシュという人選(この人、マーラーなんて演るの?って)が、そもそも私にとっての驚きだったのです。
「えー、指揮者なのに!」って感じで。ヴォーカルの2名は、アバドの第九(1986)で揃って歌ってましたね。 初演:1989年5月15日 場所:国立音楽大学講堂(東京) テノール:エスタ・ヴィンベルイ メゾ・ソプラノ:マリャーナ・リポフシェク ピアノ:ウォルフガング・サバリッシュ でした。 さて、この版が初めてレコーディングされたのは、ベートーヴェン/リスト編曲の交響曲ピアノ版でマニアックなファン以外にも名が知られるようになったシプリアン・カツァリスが伴奏を務めたアルバムでした(海外版は声楽の2名がジャケットになってます)。 |
交響曲「大地の歌」 |
カツァリス盤からほどなく、世界初演地である日本で、オール日本人によるレコーディング。ジャケットはシューベルトの『冬の旅』を連想しますけど… 音楽之友社からのリリース。 |
交響曲「大地の歌」 |
この平松英子(ソプラノ)と野平一郎(ピアノ)の二人による演奏は、ソプラノがすべてのパートを独唱する変わり種のレコード(テノールのカウマンの先駆けですね)。 |
交響曲「大地の歌」 テノール:ロバート・ディーン・スミス バリトン:イヴァーン・パレイ ピアノ:シュテファン・マティアス・ラーデマン 2005 |
あってもいいなぁ、と思っていた男声のみのピアノ版。 |
交響曲「大地の歌」 テノール:Bernhard Berchtold メゾ・ソプラノ:Hermine Haselbock ピアノ:Markus Vorzellner 2008 |
交響曲「大地の歌」 テノール:Peter Furlong メゾ・ソプラノ:Alexandra von Roepke ピアノ:Christian Kalberer 2017 |
交響曲第4番から 第4楽章:あの世の生活 第2楽章 ソプラノ:Omo Bello ピアノ:Julian Guenebaut、Etsuko Hirose 2012 |
歌曲集『子どもの不思議な角笛』に関わる交響曲第3番と第4番の一部のみ収録されています。もともとこのアルバムのテーマは、歌曲集の愛、自然にスポットを当てたもの。 |
ヨーゼフ・フォン・ヴェス(1863-1943) |
交響曲 第3番 ニ短調 4手のための連弾版 -1896- |
交響曲 第4番 ト長調 4手のための連弾版 -1902- |
交響曲 第8番 変ホ長調 -1912- |
交響曲 第9番 ニ長調 4手のための連弾版 -1912- |