ハイドン「太陽」弦楽四重奏曲
 

 表題となっている『太陽』というのは、作曲者本人の命名ではなく、のちのタイトルでもなく、単に楽譜を出版(フンメル版)する際、表紙に朝日の絵が描いてあったから、と言う理由で呼ばれるようになったとか。だから、ここで紹介するのもどうかと思ったのですが「天体の名前のついた音楽」と割り切ってしまえば、曲自体もいいし、手元にあるアルバムもジャケットもいい(ジャケ買い!)から紹介しちゃえ(笑)。

 しかも曲がいいと言うのも、 モーツァルトがこの曲集を聴いて影響を受け『ハイドン・セット』という傑作を書いてしまったぐらいなので、まさに折り紙付きでしょう(笑)

 また、ハイドンの弦楽四重奏曲の中でも、最高傑作と評する人もいます。私には、どれを聴いても同じように聞こえてしまうので、どれもこれもハイドンの弦楽四重奏曲は、星空のお供に持ち出しているジャンルです。だから、ハイドンの作品に混ぜてモーツァルトのも入れて楽しんでいます。

   

 楽譜が出版されたように、ジャケットに太陽があしらわれていると、ついつい手が出ちゃいますね(笑)ケッケルト四重奏団(1967)なんて、私が生まれた年と同じなので親近感があります(笑)。

 ハイドンの作品には、 これ以外にも『日の出』というニックネームのついた弦楽四重奏曲がありますが、これも本人の命名ではなく、出だしのヴィオラの音型が「ゆっくりと昇る日の出」のように聞こえることからネーミングされただけのようです。まぁ、どちらかというと後者の方が、ここで紹介する音楽っぽい雰囲気があるでしょうか?(かなりこじ付けですが…)。
  星を眺めるときに聞く音楽を探しはじめた頃、FMの番組欄ですぐに目についたのはこの曲でした。確かに出だしのヴィオラのゆっくりとしたメロディは、徐々に昇ってくる日の出を思わせてくれたことを思い出します。