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日本では「三大交響曲」と呼びならわしているうちの1曲(あとはベートーヴェンの『運命』とシューベルトの『未完成』なんだとか…)。それもそのはず、日本人の好きな口ずさめるメロディが随所に出るわ出るわのオンパレードです。運命や未完成などよりも親しみやすいのではないかと思います。
さて、そんなこんなの『新世界より』ですが、私が最初に聴いたのは、あまりにも有名な曲だけに定かではありません。ただ、初めてこの曲をレコードで買ったのが、上の写真にも写っているキリル・コンドラシンがウィーン・フィルを振ったレコード。その後は図書館なんかで借りて聴きましたが、ショルティの爽やかな虹のジャケットと、カラヤンがウィーン・フィルを振ったものと、作曲者本人がピアノ連弾譜にアレンジしたCDです。一番のお気に入りは、いかにも第二楽章を意識したと思われるコンドラシンのレコードです。 |
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意外だったのは、1983年にリリースされたショルティ/シカゴのレコード。それまでレコーディングされなかったのがウソのようです。豪快な演奏はそれまでのショルティの真骨頂ですが、その前後にマーラーや、ベートーヴェンの交響曲全集を行っていたアーティストとは思えないぐらいの表情の違いが楽しめるのは、同曲の聴き比べ以上にではないでしょうか? これがクラシック音楽の面白いところでしょう。 |
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|2023年6月4日更新|