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01.Playground Henry Adam Curtis 02.Along the Salmon Bob Leon 03. As for Us Fernando Ortega 04. Sad Balconies of Heaven Mark Darnell 05. Easy Access Liz Story 06. Children's Song Øystein Sevag 07. Deep Water Gospel Allaudin Mathieu 08. Don't Stop Now Philip Aaberg 09. For the Asking John R. Burr 10. Through the Wind Danny Wright 11. Thousand Pieces of Gold Gary Remal Malkin 12. Fortune Smiles Barbara Higbie 13. My Mother's Voice Tríona Ní Dhomhnaill 14. We Met Today Jim Brickman |
1985年に味気の無いタイトルでリリースされたオムニバスの第2集に当たり、今作も前作同様、単に『PIANO SAMPLER II』(邦題は「ピアノコレクション2」)としてリリースされましたが、その内容は、やはり同様に当時のウィンダム・ヒルの旬を伝える内容になっています。このアルバムのためにレコーディングされた曲ばかりで編まれ、ファンにとっては手を出さざるを得ない(笑)内容でした。
嬉しいのは、曲数がぐっと増え、顔見知りのアーティストや新人たちが、ほどよいバランスで収録されていたことでしょうか。普段は、表現としてピアノを弾くことは会っても、ピアノソロでのレコーディングの無いアーティストの演奏なども聴け、たんに寄せ集めたと言うだけのアルバムじゃない性格をもっていて、懐の深いレーベルの一端を覗かせてくれます。 中には、このアルバムに提供した後、その名前を聞かなくなってしまったアーティストたちもいますが、一曲に込められたプレイヤーの演奏を楽しむことが出来るのが、何よりも嬉しく思います。アーティスト名に公式ページのリンクを貼ってあります。 国内盤は日本市場向けに1stプレスからモノクロの風景写真がデザインされ、それに合わせて1985年の『ピアノ・コレクション』も変更されて再プレスされました。この頃は日本も体力があって、原盤が味気ないジャケット(タイトルからしてそうですが)には、日本人好みのジャケットに差し替えられるアルバムが結構ありました。 私が、このアルバムの中で気に入っているのは、6曲目の“Children's Song”です。彼の作り出す音楽は、彼のマルチぶりも手伝って、多彩な音色が特徴ですが、ここではシンプルなピアノソロ、原石の輝きです。 ほかにもそういった曲はたくさんあって、リスナー一人ひとりが自分のお気に入りの曲、アーティストのタッチをみつけて、ソロアルバムへと手を伸ばしてゆくという楽しみが控えています。ウィンダム・ヒルのサンプラーは、リスナーの食指が伸びる企画なのです。 |
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〜Discography〜 PIANO SAMPLER (1985) GUITAR SAMPLER (1985) PIANO SAMPLER II (1994) SONGS WITHOUT WORDS (1997) GUITAR SAMPLER II (2001) SONGS WITHOUT WORDS II (2002) |