Photo by Hiroki Minagawa. |
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01.Welcoming |
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記念すべき最初のリーダーアルバムで、ほとんどの楽器をプロデューサーのボブ・リードとマイケルの二人で受け持っています。アンサンブルとは言え、ほとんどが二人による演奏です。ジャケットもウィンダム・ヒルっぽくてワクワクしてしまいましたが、内容はジャズそのもの。フレットレスベースを駆使してはいても、他の楽器にリードを任せてしまうとは、マイケルはどこまで控えめなアーティストなんだろう(笑)、などと思っていると、期待通りのベースソロ(4と7)で、ガツンとやられてしまいます。 「これが聴きたかった!」 しかもそこには「オーバーダブなんてしていない」というクレジットが、マイケル・ヘッジス同様、「ミュージシャンとしての誇り」の主張でしょう(古くはクイーンが“no synthesizer”というクレジットを入れていたのを思い出す)。 レーベルファンとして嬉しいのが師弟関係にあったマイケル・ヘッジスとのデュオ。ここで初めてマンリングがベースソロで楽器を歌わせていますが、のびのびとしたメロディが、オープニングのサックスと対照的でエンディングにふさわしい雰囲気を持っています。ヘッジス節も堪能でき、もっと聴けたらナァと、しみじみ思わせてエンドとなります。 〜Discography〜 Other Label; 2020年現在、マンリングのディスコグラフィーです。
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