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NIGHT SKY ESSAYS / Liz Story -2005-

All composed by Liz Story.

♪ ♪ ♪

01.Aries
02.Taurus
03.Gemini
04.Cancer
05.Leo
06.Virgo
07.Libra
08.Scorpio
09.Sagittarius
10.Capricorn
11.Aquarius
12. Pisces

 
 2019年現在、これがリズ・ストーリーの最新作となるアルバムです。時代を反映して、このアルバムがリリースされたときは、CDという媒体を使わずネットからのダウンロードのみの配信でしたので、私としては内容が内容だけに、さみしい限りでした。

 2011年にCDというフォーマットがリリースされましたが、実はぬか喜びで、その正体は「CD-R」でした。音質的には大して変わらないでしょうが、なんか、どこかで誰か(アーティストと関係なく)が儲けてんじゃないの?なんて疑ってしまいます。正式にリリースされているのだから、これはリズが許可しているんでしょうね。

 最近ではCD-Rでリリースするアーティストも結構いるんですが、なんか海賊盤っぽい雰囲気があって、ちょっといただけません(私だけかな?)

 さて、アルバム自体はリズらしい曲想で、左手から右手に移行する音型なんて、昔のまんま(SOLID COLORSあたり)で「にやり」としてしまいました。アルバムタイトルは『NIGHT SKY ESSAY』ですが、タイトルトラックを眺めてみると黄道十二宮、つまり占星術(星占い)に使われている名前が並んでいます。
 ミュージシャンにとって『ZODIAC』はインスピレーションの源泉なのでしょうか、ジョルジュ・ミゴをはじめ、ウルマス・シサスク、ジョージ・クラム、シュトック・ハウゼン、ウィリアム・マサイアス、リック・ウェイクマン。そしてこの中にリズの作品が加わります 。

 面白いのは、このテーマが作曲の対象となったのが20世紀以降ということ。古代の占いの道具を、現代人が解釈すると、かくも複雑に(数学的に)描かれてしまうのか、というぐらい「とっつきにくい」中にあって、リズのこのアルバムは非常にわかりやすい音楽になっています。

ちなみにリズは10月生まれの「さそり座の女」です(笑)


 


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