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THE WINDS OF BADLANDS
/ Jill Haley -2019-

Co-Produced By Corin Nelsen and Jill Haley.
Mixed and Mastered by Corin Nelsen.


01. Whirlwindl
David Cullen; Guitar, Bass / Jill Haley; Oboe

02. Wind Hymn
Graham Cullen; Cello / Jill Haley; English Horn, Piano

03. Cliff Shelf Breeze
Jill Haley; Piano, Oboe

04. Silhouettes at Dusk
Jill Haley; Piano, English Horn

05. Western Meadowlark Call
Jill Haley; Oboe / David Cullen; Guitars, Bass

06. Sculpted by Water
Jill Haley; Piano

07. Floor of the Sky
David Cullen; Guitar / Jill Haley; English Horn, Keyboards

08. Rustles of Green and Gold
Jill Haley; Piano, Oboe

09. Moon over Badlands
Graham Cullen; Cello / Jill Haley; English Horn, Piano

10. Uplift
Jill Haley; Piano, English Horn

11. Sage Creek Basin
Jill Haley; Piano, Oboe

12. Prairie Grass Dance
David Cullen; Guitar, Bass / Jill Haley; Oboe



Photo by Toshiharu Minagawa.

　バッドランズ国立公園をテーマにした作品集で、曲ごとのインスピレーションの元となっている風景が、ジル本人のカメラによって写真集として掲載されています。その景観は、いわゆる奇岩奇石が連なる渓谷で、アルバムタイトルにもなっている「風」が長い時間を掛けて浸食して作り上げた彫刻のように見えます。そうした様々な表情を写真としても封入してくれているので、まさにガイドブックとしての音楽集と言えるでしょう彼女のこれまでの「国立公園シリーズ」の中でも、景観から来るインパクトはダントツです。
　しかし、この景観の荒々しさとは裏腹に、彼女が紹介してくれる様々なシーンは「ここもこの渓谷の一部なのか？」と思いたくなってしまうほど変化に富んでおり、音楽が奏でてくれる表情に耳を傾けると、その一コマ一コマの中に入って行くような錯覚さえ覚えます。

　サウンドは、いつものファミリーの共演版で 旦那も息子も娘も一品（挺）なのに、主役のジルはピアノ、オーボエ、イングリッシュ・ホルン、時にはシンセサイザーと様々な表情付けを行なっています。

 

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