Poul Rovsing Olsen(1922-1982) |
|
01. A Dream in Violet, Op.85
02. The Planets, Op.80 - I Aether
03. The Planets, Op.80 - II Saturnus
04. The Planets, Op.80 - III Jupiter
05. The Planets, Op.80 - IV Mars
06. The Planets, Op.80 - V Sol
07. The Planets, Op.80 - VI Venus
08. The Planets, Op.80 - VII Mercurius
09. The Planets, Op.80 - VIII Luna
10. Rencontres, Op. 67
11. Pour une viole d'amour, Op.66
12. Alapa-Tarana, Op.41 |
|
ポール・ロウシング・オルセン(コペンハーゲン)。東洋的な楽想が漂うと思って調べて見ると、民族音楽の研究家という顔も持ち合わせているようで納得。このアルバムに収められている曲は、どの曲も西洋音楽とは思えないネチョ〜っとした感触があり、どことなくギリシア神話にも合いそうな雰囲気があります。作品80の「惑星」は1978年に作曲された声楽(メゾソプラノ)、フルートとヴィオラ、ギターのための作品集で、楽器編成を見るとドビュッシーを意識したような感じです。メーカーの説明によれば「細密な色彩が施された中世の木版本からインスパイア」されて作曲されたとのことですが、声楽の歌詞は誰のものか不明(恐らく写本から?)。
この組曲は「エーテル」から始まり土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月という順番は、確かに中世のルネッサンス以前まで考えられていた地球中心説に近い天体のならび順です。 |
|
|