Produced by Rick Rubin. |
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2007年7月にリリースと噂されていたアルバムがやっとリリース。これでジョニーも歌の歌詞とは裏腹に安らかに眠りにつくことが出来るでしょうか。9歳の息子に聴かせたところ、1曲目の暗さに気付き、「なんか重たいものを足で引きずっているみたい」と。「俺の身体を横たえる墓なんてねぇ」と歌うジョニー。アルバムタイトルや1曲目に配しているのは、プロデューサーであるリックのアイデアなんでしょうが、見事な幕引きとなっています。バックにはハートブレイカーズの面々。アメリカン・レコーディングスの締めくくりに相応しい内容です。 |
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Produced by Jimi Hendrix. Chas Chandler, Janie Hendrix, Eddie Kramer, John McDermott. |
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レコード会社の発表では、実に28年振りのスタジオ作品であり、1970年に27歳の若さで散ったジミ・ヘンドリックスのオリジナルアルバム、とのこと。ジミをよく知る(とは言っても本人ではないから、そうやって関連づけないと納得しないであろう)エディ・クレイマーが最終的なサウンドを作り上げてくれました。40年前の音源とは思えないようなパッションは、さすがにジミとの付き合いが生ませたマジックからではなかろうか?寄せ集めのアルバムと思って聴くと、スピーカーから火が噴くかも(笑) |
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Produced by Eric Valentine, Kid Rock, Big Chris Flores. |
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いかにもスラッシュらしい髑髏(どくろ←ヘヴィメタの安易な悪魔的イメージ)をあしらったジャケットでのソロデビュー。1987年にガンズ・アンド・ローゼスでレコードデビューしつつも、意外にもソロ・アルバムを制作したのは初めて。その前にも「バンドとして」スラッシュ・カラーを前面に出してはいたけれど。ギタリストらしく、ヴォーカルはゲストに任せて、自らはギターを弾きまくり。ではあるが、やはり多くの人が期待しているのはたった一人。そいつとの共演、というよりはヨリを戻してバンド再開でしょう。 |
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Produced by Mike Paxman. - Asia - John Wetton; Bass, Vocals Steve Howe; Guitars Geoff Downes ; Keyboards Carl Palmer ; Drums |
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前作『PHOENIX』から2年で新作が届けられましたが、世界中をツアーしてからのスタジオ入りなので、2008年のそれとはちょっと質が異なりますねー。世界中でライヴを経験し、メンバー間にクリエイティヴなアイデアが噴出したのでしょう。楽曲のクオリティの高さがそれを物語っています。
それにしても意味深なタイトルですが、ジョン曰く『ALPHA』と併せてブックエンド的な意味合い程度、だとか。ファンとしてはこの上ない喜び。やはりエイジアはこの4人じゃないと!私はジョンの声質が好きなのでそれだけで満足!(それにしてもニューアルバム後、ライブに行ってないなぁ) 残念ながらアメリカでのプロモーションは薄かったようで、チャートへの登場はありませんでした。 |
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Produced by Ozzy Osbourne &Kevin Churko. Ozzy Osbourn ; Vocal Gus G. - guitars Rob "Blasko" Nicholson - bass Tommy Clufetos ; drums, percussion Adam Wakeman - keyboards |
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ザックと袂を分かち、新たにガスGという若手を起用した今回のオジー。ザックの攻撃的なギターという自己主張が抑えられている分、オジーのヴォーカルが好き放題荒れているという感じ。ザックファンとしては、今回のアルバム、いささか複雑な気分です。
個人的には、オジー以外のメンバーは初見なのですが、唯一キーボードのアダム・ウェイクマンのみ、あの御大リック・ウェイクマンの息子ということがわかるぐらい。 |
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Produced by Mike Paxman. Zakk Wylde ; Vocal, Guitars, Piano John DeServio - bass Will Hunt ; Drums |
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オジーと袂を分かち、新たな気持(?)でレコーディングしたザック・ワイルド率いるブラック・レーベル・ソサエティの9枚目のアルバム。ザックは以前もオジーかガンズかの選択の際(ある評論家曰く「両天秤に掛けた」とか・・・)に、両者から拒絶されたと言うことがありましたが、今回はどうなんでしょうかぁ。皮肉なことにオジーと同じくチャート初登場4位は、ザックにとって最高ランクです。前作まではほぼ毎年リリースといった印象がありましたが、このアルバムは4年ぶり(間にオジーとのセッションもあったし)。
それにしてもずっと重たいリフでバンドを引っ張ってきましたが、オジーと分かれたおかげなのかなんなのか、結構スッキリとした音に変わっています。相変わらずのサウンドではありますが、聴くシステムによってはヴォーカル以外の音がやたらとデカすぎてザックのヴォーカルがきつかったり、チープなサウンド(MP3とかね)だと、そこそこバランスが良かったり。でも、「これ!」といったフックのある楽曲がないのはつらいかなぁ。
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-The Black Crowes - Chris Robinson ; Vocals Rich Robinson & Adam MacDougall ; Guitars Sven Pipien ; Bass Luther Dickinson ; Keyboards Steve Gorman ; Drums |
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Tom Petty ; Vocal, Guitar Mike Campbell. - guitars Ron Blair - bass Benmont Tench - keyboards Scott Thurston - keyboards Steve Ferrone ; drums, percussion |
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Produced by T Bone Burnett. |
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Produced by Neil Diamond. |
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Produced by Erik Jordan. |
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ソプラノ;ナタリー・デセイ メゾ・ソプラノ;アリス・クート 合唱;オルフェオン・ドノスティアラ フランクフルト放送交響楽団 指揮;パーヴォ・ヤルヴィ |
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最近のクラシック界は、このネーメ・ヤルヴィの息子パーヴォ・ヤルヴィを大プッシュなのでしょうか。昨年も私はホルストの「惑星」を取り上げましたが、こんどはマーラーです。しかも一番好きな2番を取り上げてくれています。私が気に入っている点は、ライヴ録音ではないと言うところです。昨今のクラシック界は、なかなかスタジオセッションに時間を割くことが無く、ライヴレコーディングが流行っていますが、「惑星」しかり、ヤルヴィはスタジオ録音によるディスコ・グラフィを増やしています
。
さて、このアルバムですが、ソリストにナタリー・デセイ(ソプラノ)とアリス・クート(メゾ・ソプラノ)を起用、オーケストラはエリアフ・インバルが全集を完成させたフランクフルト放送交響楽団です。どことなくインバルのブルックナーシリーズを思わせるジャケットです。 というわけで、右側のジャケットは1983年にリリースされたジャケットですが(2010年にブルックナーボックスセットが出ました)これはそのうちの交響曲第3番で、もっとも似ているジャケットではないでしょうか? 。今までバラで「どうしよー」と思い悩んでいましたが、まとめてボックス仕様ということで、手を出してみようかと思います。いわゆる大人買いというヤツなんでしょう(笑)。はたして真面目に聞くことが出来るのか?というのが私個人の不安(笑) 結局、ヤルヴィのマーラーは、この後映像での全集となり、この第2番も録り直し…
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バリトン;クリスティアン・ゲアハーヘル メゾ・ソプラノ;マグダレナ・コジェナー クリーブランド管弦楽団 指揮;ピエール・ブーレーズ |
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どこかのレビューによると、マーラーチクルス第二弾(なんでも歌曲に踏み込むとか書いてありましたが、???です。 すでにオッター等と「亡き子をしのぶ歌」他、ウィーンフィルと歌曲アルバムをリリースしているし・・・)だそうですが、今までのチクルスが全てスタジオレコーディング(ブーレーズはセッション前にライヴを行って、そのままスタジオ入り)だったのに対し、このアルバムは2010年2月13日に行われた音源が商品化されています。つまり、今後ブーレーズもライヴレコーディングが増えるという事でしょうか? それにしても、このチクルスもジャケットに特徴があったのに、交響曲第3番からアーティストポートレイトに替わってしまって残念。 ここでは、私のお気に入りであるコジェナーがメゾ・ソプラノのパートに起用されています。カップリングは未完に終わった交響曲第10番より第1楽章。ブーレーズと言ったら、20世紀の現代音楽のレパートリーを得意とするだけあって、たとえば最初に取り上げた第6番などのように、非常に美しく響き渡ります。まさにブーレーズならではの表現ではないでしょうか。欲を言えば交響曲第2番の第4楽章にも起用されている「原光」を、コジェナーの声で聴きたかったなぁ。 昨年(2009)、京都賞を受賞しました。映像版もリリースされています。 |
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