星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

クラシック以外のジャンルでも夜想曲はあります。ここではそんなアルバムを紹介します。


 私は初めて聴くアーティストです。パッとジャケットを見た感じではバリバリのクラシックなのかな?と思っていましたが、手に取ることができる、このアルバム・ジャケットからの一切の情報は得られませんでした。曲目もただNocturne1からNocturne15までが列挙されているだけ… しかし、その曲調は物憂げな単調の曲ばかりで、ショパンを意識して作曲されたとしか思えない雰囲気を持っています。彼は一体何者なのでしょうか? 彼の公式HPを覗いて見ると、Music Directorとクレジットされているので、本人のページには間違いないのですが(ディスコグラフィにもこのアルバムが掲載されているし)、このモノトーンの雰囲気からは、まったく別人のようなHPには驚かされてしまいました。

 

 ギター一本による夜想曲集。(レビュー

 

 ピアノ・ソロということで喜んで手にしてみたものの、1曲目を覗くとほとんど全曲にオーケストラが伴奏に入り、いかにも雰囲気を作るために装飾された感じがします。いわゆるムード音楽。


 


 リリース前には「ピアノ・ソロ」という宣伝文句に気体をしていたのですが、実際は私が想像(期待)していたスタイルではなく、あくまでもピアノを主体に於いたヴァンゲリスらしいシンセイサイザー作品集。(レビュー


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 タイトルに“NOCTURNE”とついていませんが、これはまさにノクターンの世界。1985年にCODAレーベルからリリースされた『COUNTRY AIRS』に触発され“エアーズ三部作”として制作されたグランド・ピアノの小品集。ウィンダム・ヒルの好きな方にはたまらないでしょう。ジョージ・ウィンストンやフィリップ・アーバーグがアメリカの広大な大地を連想させるなら、リック・ウェイクマンの“エアーズ三部作”は、英国の手入れの行き届いた庭園といった趣(アマゾンに書いたレビューから一部補筆)(レビュー