奥日光と、そこに広がる大自然に触れた最初の体験は、小学校の修学旅行の時。あるブームが小学生中学世代の世代に蔓延していて、それに乗っかった一人だ。そしてそれに乗っかれたかというと、全くの収穫ゼロで、友だちにもいなかった。　この滝を見るたびに、そんなことを思い出してならないが、ここにくるのは何回目になるんだろう。今ではすっかり、こうした景色を見る態度も変わってしまったから、地震で滝口が変わってしまっただの、昔と比べて滝が太くなっただのと、興味はそちらに移った。ただ、ここで起こったことは事実に間違いないらしく、注意を促す看板などは何年かに一度、新しく建て替えられるらしい。

　それにしても、この水量、この圧倒感。日本さん名爆の一つに数えられるに相応しい景観には畏敬の念しか湧き起こらない。僕の中では、この3名爆の大2位にランクされ、1位は袋田の滝になる。ちなみにこのランキングは目の前にした回数であって、甲乙のランクではない。そんなもの、つけられるはずがない。

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---ほしにっき（1997）