メーカーによれば「1982年に生まれ、ニューヨークを拠点としてヴォーカル、ヴァイオリン、作曲、プロデュースで活躍す るキャロライン・ショウ。2013年作曲の「8声のためのパルティータ」でピュリッツァー賞を最年少で受賞、2020年のグラミー賞ではアルバム「オレン ジ」が最優秀室内楽・小編成アンサンブル・パフォーマンス賞を受賞し、今アメリカで最も話題となっている若手作曲家の一人」とのこと。
彼女の作品は、現代音楽という難しいカテゴリーの範疇にはなく、古典派のような調性音楽が繰り広げられています。なので、とても聴きやすい作品ばかりが特徴ではないでしょうか?
お目当ての曲は、アルバムの後半を閉めている『THE LISTENERS』
で、アルバムジャケットには若き作曲家と、大ベテラン(すでにステージを引退している)アンネ・ゾフィー・フォン・オッターが写っているので、オッターの声が聴ける!と思っていたのに、こちらには参加しておらず(残念)。
この曲は、1977年にNASAが打ち上げたボイジャーに搭載した『ゴールデン・レコード』へのオマージュ作品とのこと。第6番なんて、セーガンの『PALE BLUE DOT』の、あの有名な一節の冒頭がこの言葉なので、恐らく、それを描いているのでしょう。なんか嬉しくなっちゃいます。 |