子供の頃からこの「七天王塚」の存在は知っていましたが、あくまでもオカルトの世界… そう、なんでだか平将門と結びついているようです。
どういう内容かというと、上空から見た塚が北斗七星の形に並んでいる(実際の航空写真を見るとそうなっていないし、見学先となる千葉大のキャンパスマップにも北斗七星の形にはなっていない)、木の枝を切ると祟る、塚の近くの家が不幸になる、隣接しているお店がすぐ潰れるなどなど。後者に関してはテレビとかで言っていた噂に過ぎないので、確かめようがありませんが、今では普通に家が並んでいます。しかし、その最たるものは、平将門(903[延喜3]-940[天慶3])の伝説と関わりがあることではないでしょうか? それがオカルトファンをうずうずさせているようです。
私も昔はそういう「不思議」ものは好きでしたが、今では興味の範疇外なのでこれ以上は深追いしません。よく言われている「木の枝を切ると祟る」なんて、昔話で語り継がれる自然へ畏怖や畏敬の念からくる戒めだろうと思います… 自然を粗末にすると祟る、なんて最もらしい考え方だと思います。ここに限らず、どこの村にも山にも、古木を傷つけると祟るとか。祟りがどういうものかは別にして。
なので今では妙見信仰との関わり、北斗七星、星の信仰との関わりとして〝星を祀る〟巡礼として、地元に近いこともあり訪ねたわけです。地上の塚の位置、神社の位置が北斗七星に呼応して位置されたなんて、そこに訪ねて、その土地の雰囲気や空気を吸ってみたくなります。で、実際に来てみたわけなんですけどね。
さて、
千葉大の説明によれば、この七天王塚のならびは陰陽道的な説が有力とあり、2026年にとなる千葉市開府900年となる千葉市を開いた千葉常重(1083?-1143?)の守護神である牛頭天王を、疫病よけとして祀ったのが起源とされているようです。面白いことに、先にも書きましたが妙見信仰をしていた平将門と結びつき、これらの塚が将門の七人の影武者の墓という伝説を生み、それが都市伝説として広まったのではないでしょうか?
ん〜 残念なのは「上空から見た塚が北斗七星の形に並んでいる」ではなかったこと。ここはこういう表現に改めたほうが正しく伝承を伝えるためにはふさわしいかと…
「北斗七星と同じ数の塚が並んでいる」と。
塚の安置が先か、塚を守るように生い茂る﨓(タブ)を植樹した(もしくは野山を切り開いたか?)のが先か分かりませんが、その時代に天の模様(北斗七星)をプロットするのに、あまり手間をかけなかったのでしょうか? まだ都内の将門伝説の噂になっている「北斗七星の形に並んだ寺」のほうが見事に北斗七星を模しているように思います。
ということで、千葉大キャンパスに入っていいのかどうかを確認してから散策してみました。
いつくかの塚が敷地内にある千葉大学では、毎年暮れに「七天王塚清祓式」を行っているそうです。